寿司一 @兵庫県淡路市
夏は鱧。鱧料理というと京都のイメージがあるけど、京都の鱧の多くは淡路島からやってくるのだそうだ。それなのに淡路島で鱧を食べようとすると前日までの予約が必須。取っておかないとみんな京都に行ってしまうのだろう。
その淡路島で今宵は鱧を。ええ、予約しましたとも。だって予約しないで食べられなかった悲しい思い出があるから。
鱧の子の和え物や落としに続いては、郷土料理の鱧鍋。天日干しをした鱧のあらを加えた出し汁にこの時期に一緒に旬を迎える淡路島玉ねぎをふんだんに入れ、キラキラの鱧の身をくぐらせるとすぐにフワッと広がる。鱧の子も肝も美味い。後から出てきた鱧の天ぷらもプリプリだ。合わせる酒は地元の都美人と千年一。仕上げは玉ねぎの甘みと鱧の旨味が溶け込んだ汁に素麺を入れて。あー、夏だ!
3年越しの願いが叶いましたぞな。大満足。これを京都で食べたら高うおすやろなぁ。