#浪曲
【かつちよかいvol.18】2024年3月26日(火)19:00~20:40@荻窪ア・ビアント
昨日は、一度ぜひ浪曲を聴いてみたいという友人と一緒に「かつちよかい@荻窪ア・ビアント」へ。人生初浪曲を終えた友人は、「浪曲のイメージがガラリと変わった、第一声から圧倒されてのけぞった、ものすごく楽しかった、絶対また聴きたい(そしてお店のチーズケーキが美味しすぎる)」と興奮&感激の面持ちだった。よかった。彼女のことだから、帰宅後はきっと今日の体験をご家族に熱く語って聞かせたに違いない。
勝千代「お玉ヶ井」
~仲入り&ケーキタイム~
勝千代「からかさ桜」
曲師:まみ
一席目の「今昔お玉ヶ井」は甲州街道野田尻宿の伝説が題材の新作。異形の者と美しい娘の出会い。水に窮する貧しい村を舞台に、切ないけれど優しい和製「美女と野獣」。いつもと違った趣の節も聴けた気がして(初心者ゆえ確実にそうとは言えないが)、心に余韻の残る作品だった。
二席目の「からかさ桜」。先日ネタ下ろししたばかりだし、桜の時期なのでもしかしてと思っていたけれど、聴けてすごく嬉しい。これ、本当に本当にいい噺。笑いあり涙あり、そして最後はハッピーエンド。ほこほこと温かい心で家路につける。これって落語にはなっていないんだろうか。人情噺として落語でも受ける気がする。さん喬師匠で聴いてみたいような噺。