さん喬・新治二人会@三田落語会へ。よもや今日さん喬師の鰍沢が聴けるとは。狭い会場がそのままお熊の小屋の中に取り込まれ、雪に振り込められた。恐ろしく張り詰めた静けさが充満する中、みな小屋の中で息を詰めてお熊と旅人に見入った。お熊の廓言葉の切なさ。鉄砲を撃つときの紅い蹴出しの美しさ。さん喬師の雪の噺はやはり凄い。悩んだけど行ってよかった。

もう一席は、もう一度聴きたかった応挙の幽霊を今日は鳴り物入りで。酔っ払い幽霊が可愛いんだなー。

新治師の口入屋、最高😸 馬鹿馬鹿しい噺に軽快な関西弁が見事にハマり、漫画のような光景がありあり浮かぶ。

まめだは可哀想でね、おばさんが膏薬を貼ってあげたかったよ😿

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それにしても、昨夜の「鰍沢」のときの会場の静かさは尋常じゃなかった。あの静寂が間違いなく噺の緊迫感に寄与していたように思う。もっと大きな会場なら、皆が口をつぐんでいても何となくざわざわするものだが、凄まじいまでの無音。誰も咳払いも身動きもせず、もちろん携帯も鳴らない。だから本当に小屋の中にいるようだった。

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