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【円楽プロデュース 江戸東京落語まつり2023~鯉昇のこの指と~まれ!~】2023年7月4日(火)13:00~15:35@よみうり大手町ホール

一之輔「加賀の千代」
喬太郎「綿医者」
さん喬「笠碁」
~仲入り~
志らく「洒落小町」
鯉昇「船徳」

普通なら滅多なことでは見られない団体横断的な5人の会。前半は見慣れた景色だったが、後半の志らく師がやはり異彩を放っていて新鮮で面白かった。

一之輔「加賀の千代」
この人の与太郎モノの面白さはほんとにすごいなあといつも思う。与太郎的な人物を、周囲が徹底的に面白がってしまう。甚平が大好きなこの医者の返答や行動のほうが、甚平自身の言動の奇矯より面白さでまさってしまうところが一之輔師らしいというかなんというか。

喬太郎「綿医者」
髄膜炎のマクラを久々に聴いた。そうそう、このマクラのときはかならず綿医者だったね、と思いだす。マクラ15分、本編5分くらいの(いつもの)感じ(^^)。

さん喬「笠碁」
出てくるなり「何がいやって、喬太郎のあとでやるのが一番いやだ」(笑)。そうだろうね、会場がああいうわやわやした雰囲気になっちゃうから。でも、そこから真逆のゆったりほのぼのの笠碁。間も多い噺だけど、あっというまに大きな会場を引きこんでしまうからすごいなあ。今日も美濃屋のおばあさんの膝には可愛い猫が見えたよ。なんとなく三毛かな。

志らく「洒落小町」
前半の三人が、会のタイトルにもなっている鯉昇師匠の何らかのエピソードを語ったのに対し、志らく氏はいっさいそういうのにつき合わず、用意したマクラから入った。この辺が立川流たるゆえんなのかな。それはさておき、まあ出るわ出るわ、言葉の奔流。志らく師は久しぶりだったので、そうだ、こういうんだったと思いだすのに時間がかかったが、時事ネタを扱ったマクラも本編も、言葉に絡めとられて流されていくような不思議な間隔で面白かった。「北の宿から」のメロディで「りんごの歌」を歌った(その逆も)のがおかしかったな~。そして歌が達者なんだわ。

鯉昇「船徳」
そのほんわかとした雰囲気のなせるわざか、ここでどうにも眠くなってしまって、ほとんど覚えていない……ごめんなさい。<(_ _)>

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