#落語 #寄席
(つづき)
さん喬「笠碁」
こんなに客が少なくて申し訳ないと心の中で詫びながら聴く。でもさん喬師匠はきっちりしっかり聴かせてくれた。それほど笑いどころの多くない「笠碁」を選んだのは、客の少なさも影響したのかなと勝手に思っている。この中でなんといっても好きな場面は、喧嘩別れしたあとの美濃屋宅での老夫婦の会話。ご隠居が何を話しかけても、老妻は膝に乗せた猫に向かって語りかけるようにして返事をする。その猫を撫でる手つきがもう、本当に猫が見えてくるんだなー。頭を撫でたかと思うと、首の横を撫でたり。妻がお茶をいれるときに、「猫を膝に載せたままするな、湯がかかったらどうする」とたしなめるところも猫好きにとっては萌え萌えポイント(=^・^=)(つづく)