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(つづき)
噺は初聴きだったが、なんといっても聴かせどころは劇中劇のようなかたちで挿入される「芝浜」(と浪花節)。しかも、主人公の女の子めぐみが落研時代にやっていたという令和女子版「芝浜」の冒頭と、本寸法の「芝浜」の冒頭を両方聴けるのがおいしい楽しい。いずれどちらの版もフルサイズで聴いてみたいなあ。なんたってキョン師の芝浜といえば、例の「ブルーライト横浜」に載せた替え歌しか聴いたことがないし。あれはあれでもういちど聴きたいけどね。

紙切りの正楽師匠、いつものような感じでめでたいお題を切っていって、あとひとつご注文となったときに子供が「ケーブルカー!」 え?と驚いた様子で切り始めたが、なんと紙切り人生でケーブルカーというお題を切るのは初めてだったらしい。こうかな、どうかな、なんて悩みながらハサミを入れていって、ちょっと車両が多くて長めのケーブルカーができ上がった。さあて、あの子供は満足したのかどうか。(つづくく)

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