釧路湿原に滞在中、アイヌのおじさんと早朝散歩に行くというオプションプランがあった。結氷した湖を渡るエゾシカの群れを見た。

早朝の釧路湿原を歩いている間は、アイヌのおじさんが地域にまつわる話をしてくれた。昔このあたりに高倉健が映画の撮影に来た、それを見たのがきっかけで自分も映画監督になったのがいる、相米慎二というんだと。

早朝散歩が面白かったので戻ってから少し多めに払おうとしたが、おじさんは定額以上受け取ってくれなかった。2010年のことだが、今でもお元気だろうか。

釧路湿原は人工光がないので星空がよく見える。翌朝、すごいですねと宿の女性に話したら、あっそう、という感じの返事だった。大自然に感動するのは我々の勝手だが、皆働いているのだ。

アイヌの人達と会ったのは釧路と平取の2回だけで、それ自体は他の旅行先と特に変わりない。ただし文化が違うので尊重しなければならないと感じたのと、質素な暮らしぶりが垣間見えたことで差別に対する憤りが強くなった。

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