春先にナンチャッテ通訳的に病院の付き添いをした友人夫妻。「お礼がしたい」ということでご馳走になってきた。その場でなにげなく供された話題にたまがった。奥さんが身体的に大変だった裏で旦那さんは精神的に修羅場の真っ只中だったらしい。平たく言うと「干されている」状態。出勤しても誰も挨拶してこず、たった一人。英語・日本語併用だった方針が日本語のみになり、完全に孤立しているという。えっ、それ聞いてどう受けとめれば……?と絶句していると、ニコニコしながら「好きなことやれるし、家で過ごす時間も増えて、給料もらえるなんて最高👍」。実は他にも同様の立場の従業員の人がいて、その人などは「あっそ!」と社員身分のまま帰国してしまったらしい。もちろん給料はきっちりもらってる。タフだよなあ…いや、内心キツいと思うけれども。
少なくとも友人は大変な努力家で、裕福ではない家庭から給付タイプの奨学金で院まで行き、今の会社でも(聞くところによると)大口の取引をまとめあげた実績の持ち主。帰国してしまった社員の人も優秀だったようだ。一方的な話で判断はできないけれど、もし本当なら完全なパワハラではないか。幸い友人には弁護士が付いているようで一応の安心はしている。それにしてもその企業(結構な大手)、大丈夫?