2024年1月20日、父親と初めてのサシ飲み記念。シビアに、しかしさほどの悲嘆や同情も見せない主治医から淡々と告げられた余命宣告が撤回になった。嘘みたいだ。とはいえ、いわゆる寛解という状態で再発の余地はあるらしい。つらい治療が一段落して父はご満悦だ。
早まったというべきか、この期に乗じてよかったというべきか、父が先に逝くことを見越し、家族で相談のうえ母が大手術を受けることになっている。20年来悩まされていた脊髄椎間板ヘルニアを転倒事故で悪化させてしまい、すっかり腰が曲がってしまったのだ。母の年齢に渋い顔をしていた先生だったけれど、元気な様子を見て(2回の自己採血も果たした)決断してくれた。あれよあれよと日程が決まり、入院は明日、明後日が手術。早朝から12時間に及ぶらしい。術後はしばらくICU入り。さすがにつきっきりというわけにかいかないものの、大手術だし、健啖丈夫とはいえ何が起きてもおかしくない年齢、明後日は超早起きして顔だけ見に行くつもり。母は豪胆に「仕事あるんだし来なくていいよ!」とは言うけれど。