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Unit 3.7 閉本 ナチュラルスピード

on the Internet → オンジイナネ は毎回面白い(子供か)

今年も暑かったのに、お米の出来は平年並みだそうな。農家さん農業関係者さんすごいよなあ。感謝感謝だ。

コメの品薄 解消されるか 新米が出回り始めるなか | NHK | ビジネス特集 | 農業 www3.nhk.or.jp/news/html/20240

ひと昔前は冷害対策が主だったけど、いまはその逆で暑さに強い品種を開発して育てたり、川の水が冷たい上流に移動したりしてると先日読んで、なるほどなと思ったところであった。

再読。西・南・中央・北アジア、ヨーロッパでの乳利用を見ていく。最後には東アジア、オセアニア、赤道付近のアフリカ、南北アメリカ大陸ではなぜ乳利用が行われなかったのかの仮説も紹介されている。

西アジアの乾燥地帯では、熟成させずに天日で乾燥させてカチカチにした乳タンパク質がぎっしりと詰まったチーズがあるそうな。おいしくはないらしい。
チーズといえばスーパーに売っているような熟成チーズやカビを利用したチーズを思い浮かべるが、こちらはヨーロッパの冷涼で湿潤な気候により生み出されたものなのだそうだ。

あまり深く考えたことはなかったが、ヨーロッパのチーズの製法を見ているとあれば、凝乳を脱水し塩水漬けにしたもので、あれは漬物だったんだな、と認識を更新した。そりゃあ、いぶりがっこと一緒に食べても美味しいはずだ。

イタリアのパルミジャーノ・レッジャーノは富の象徴だったとか、白カビチーズが生まれた背景とか、アジア各地の乳利用の違いも面白いので、食べ物の歴史や文化がお好きな方はぜひ。

本書の最後に出てきた、アンデス高地の「チューニョ」が気になりすぎるので、今度はジャガイモの歴史も読みたい。

人とミルクの1万年 - 岩波書店 iwanami.co.jp/book/b223828.htm

今学期は学費の支払いを「PayB(ゆうちょPay等含む)・モバイルレジ」で行ってみたが、もう完納になっとる。早い。

世界史の教科書を読んで知りうる限りロシアもキリスト教だが、ロシア文学を読んでいると幽霊が出てくるし不思議だなと思っていたのだが、やはりキリスト教+土着信仰らしい。
祖先の霊の化身などとして家守やら色々なことをするドモヴォイとか、四十日の追善までに姿を表す幽霊は哀しむ近親者を連れ去ろうとするだとか、親しみのある境界のものたちが出てくる。
ときどきグノーシス思想っぽい書き方とかカバラが出てきて、スラブの世界観にそれを持ち込むのはありなのか?どうなんだ?となりはしたが、手に入れやすい形態で海外の民間信仰などの片鱗を読めるのは楽しかった。

ロシア異界幻想 - 岩波書店 iwanami.co.jp/book/b268591.htm

インタビュー形式でタイトルにある「多読術」を体験談などを交え引き出そうという試み。ゆえに松岡正剛ファンによるファンブックみたいな様相を呈している。初っ端から「セイゴオ」呼び、そしてこの人物が何者なのかも不明なまま始まる。
インタビュワー側の結論を急ぐ前のめりな感じや「編集工学」に対しての理解の浅さなのか単にインタビューがへたなのかはわからないが、うまく引き出せているわけではない。

身内ノリ感とインタビュワーの言葉遣いから感じるうまいことまとめよう感そして失敗が繰り返さえるのがとりあえず気になる。
今だったら削除されていそうな昔の悪行やちくまプリマー新書というレーベルで下ネタか……と、いったん白目を剥きながら、発行からまだ20年経っていないのにこんなに世の中は変わったかとしみじみとした。初期のちくまプリマー新書のよくないところがよく出ている。

色んな意味で問題のある本だが、読書の仕方や読書に関する問題点などに関しては至極真っ当。その中でも特徴があるのは、松岡正剛の情緒面で語られる読書の景色だろう。

筑摩書房 多読術 / 松岡 正剛 著
chikumashobo.co.jp/product/978

20代の時に一回読んで「なんかムカつく」と思った記憶があったが、もう一回読んでみるとインタビューがよくない。たぶん正剛は悪くない。

筑摩書房 多読術 / 松岡 正剛 著 chikumashobo.co.jp/product/978

偽の王の手帳に滅びの呪文の記載がなかった(あったらたぶんシータのタックルで飛行石を奪われるような状態にしない)っていうのが凄いかもしれん。
真の王側でソーシャルエンジニアリングが数百年以上起きなかったってことよ。セキュリティ万全じゃん。

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