祖母の部屋にクーラーをつけるか否かで揉めている。実家は高齢の祖母がいる二世帯住宅で、会社につけるような大型のクーラーが廊下を通して一階を冷やしている。
5万円程度になるが祖母の部屋にクーラーをつけた方が良い(結果として全体の冷房代も安くなる)と考える父と、「そんなことをされるなら出て行く!下の階の冷房も結構!」と言い始めた認知症要介護2で金(特に現金)に関するこだわりの強い祖母(母の母)とで揉めたらしい。
私は父の意見に賛成する。祖母は昔から「扇風機は肌に悪い」や、冷房をつけっぱなしだと死ぬとそうした言葉の引っかかっていて、その間に挟まれて疲れる母は最悪私に祖母のことも父のことも押し付けて疲れると言うのが子どもの頃から私に起きてきたこと。
父と祖母は現在、廊下に繋がる空間を閉めた。北海道といえども今は30度近い。「元々クーラーはこの部屋の食べ物を腐らせないためのもの」と父は言うが、温暖化が進み、このままだと90超えた高齢の祖母が熱中症で倒れ、最悪の危険さえ想像できる。居間に居座る父と頑固な祖母との間の溝をどうしたらよいのかわからない。