ゲ謎とラジャーは同一の、強い祈りと意思を持っていたが、どちらも日本ではもう達成不能と自分は日々感じていて、その齟齬が苦しい。
あの祈りが通じることはもう、まずないでしょう。

ゲ謎で言えばあの権力の権化の醜悪な老人が、ラジャーで言えばあの彼が、権力者であり市民のマジョリティでもあるから。
前者だけでも厳しいが、後者もとなればもう無理です。オワコンの衰退国ってそういうことだし。

でもこの、もうまず無理だろうと大人が諦めて手を離すことをラジャーはまだ許していないと感じて、それこそが正しく、たしかに責任ある姿ではあって、それがわかるから、苦しい。

私は逃すことのほうをでも、がんばるんだ……

ここからのツリー、本日観てきた映画『屋根裏のラジャー』の感想です。
ネタバレはCWつけてあります。
めちゃくちゃ良かったよ。


QT: ddoskey.com/notes/9ni666xit115
[参照]

佐原チハル :ddoskey::ablobcatpnd_ofton_kake:  
『屋根裏のラジャー』観てきた。ひっ て声あげてしゃくるくらい泣いたんだけど(ほぼ貸切で私入れて3人しかいなくてよかったね)、ストーリーがラスト切れっぱなしで投げられてるとも言える終わり方で、私はそれがよかったんだけど、好みは割れそう(だし、現状少なくとも日本では好きじゃないって人の方が多そう)...

どうにもぼんちゃんへの愛着がつよすぎる
いやこれだけキュートで深い趣を持っているんだから当然ですが :ablobboneshake:

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……えっ fedibirdさんぼんちゃんのリアクション使えたんですね?! :ablobbonetada:

フォローしてるんだかしてないんだかわかんないTLになってて(私がここをのぞいたのが久々のせい)誤操作しまくってしまった。なんかすみません。。

佐原(BLが好き):komeda: さんがブースト

ユリイカのトールキン特集、清水知子氏の文章でル=グィンが引用されていた。読み返したい。

 “わたしたちの現実が見せかけの愛国心と独りよがりの残忍さへと堕落してしまったようにおもわれる、このアメリカで、想像力による文学は、今もなお、ヒロイズムとは何かを問いかけ、権力の源を検証し、道徳的によりよい選択肢を提供しつづけています。想像力は倫理について考えるのに役に立ちます。戦いのほかにたくさんの比喩があり、戦争のほかにたくさんの選択肢があります。そればかりか、適切なことをする方法のほとんどは、誰かを殺すことを含んでいません。ファンタジーは、そういうほかの道について考えるのが得意です。そのことをこそ、ファンタジーについての新しい前提にしませんか。”
 
いまファンタジーにできること
アーシュラ・K・ル=グウィンkawade.co.jp/np/isbn/978430946

怪物とファンタジーの紡ぎ手たち――J・R・R・トールキンと「人種」をめぐる覚書 / 清水知子
ユリイカ2023年11月臨時増刊号 総特集=J・R・R・トールキンseidosha.co.jp/book/index.php?

検索できるものの量が さんは圧倒的で、ありがたいです。
(最近ここでポストしていないけどときどき覗かせてもらっております へへ……)

佐原(BLが好き):komeda: さんがブースト

ついに漫画版魔道祖師日本語版が出版されます:bikkuri_nizi:
日本でも原作小説、アニメ、ドラマ、ラジオドラマと展開されてましたがなかなかどこから手をつけようか悩んでいた方も多いのではないでしょうか…ついに手に取りやすい漫画版が日本語訳されるこの機会にぜひ!
:abunhdowohop:​​:bunhdidle:
発売決定告知ツイート

佐原(BLが好き):komeda: さんがブースト

みんなマスク外しまくっててやばいから、空気自体の質を上げるしかないんだよな……
ということで、換気や空気清浄にまつわる諸々。私が参考にしてるものいろいろ。

https://brazen-badger-22f.notion.site/f257bcd6952c4b8c9dae029690e2242a

あっっっ
すみません発売日18日でした。13に空目しました間違えた!!!!
18日を乞うご期待!!!!

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こんにちは。
RENA『本橋兄弟』5巻の取り扱いが開始されました!!!!

amzn.to/42yKYFq

佐原(BLが好き):komeda: さんがブースト

不快と感じるのはマジョリティーにもマイノリティーにも有りうるが、その状況は平等ではない。それを平等だとしたい主張はマジョリティー側から常に発せられる。
マジョリティーの不快は面白くないというレベルだが、マイノリティーの不快は自身の存在の否定と言う重い内容だったりする。
QT: tech.lgbt/@woo1lemia/110253872
[参照]

うー  
Misskeyを始めて気づいたことは、マイノリティはtwitterに差別が蔓延していることに苦痛を感じていた一方で、マジョリティや自覚なし保守派はtwitterに政治トレンドや差別反対の投稿が目に入ってくることに息苦しさを感じており、別の意味で双方twitterに疲れていたらしいということ こ...
佐原(BLが好き):komeda: さんがブースト

Misskeyを始めて気づいたことは、マイノリティはtwitterに差別が蔓延していることに苦痛を感じていた一方で、マジョリティや自覚なし保守派はtwitterに政治トレンドや差別反対の投稿が目に入ってくることに息苦しさを感じており、別の意味で双方twitterに疲れていたらしいということ
こっち(左派や反差別側)からすると「なんであんたらが疲れてるんだよ!!」て突っ込みたくなった :blobfoxfingerguns: :blobfoxgoogly: :blobfoxtableflip:

佐原(BLが好き):komeda: さんがブースト

小綱実波『この恋の涯てには』感想

大変に好みでした。3人関係が好きでツンツンツンツンツンツンツンツンした腕っぷし最強キレ味鋭い受けが好きで、英田サキ『最果ての空』が好きな人なら、たぶん好きです。私だよ!!!!

https://brazen-badger-22f.notion.site/8e530193ef7c48aaad397748818c891b

佐原(BLが好き):komeda: さんがブースト

小綱実波『背中を預けるには』読んだ。1〜3巻と、番外短編集。
自分の中にいかにクソな視座が存在しているか、を、読了後、じわじわと突きつけられている今です。
こういう、頭を抱えて恥入るしかなくなるような心地や自省をくれたりするから、読書って好きだよ。
リンク先は感想。
https://brazen-badger-22f.notion.site/1-3-85e537a95e744ae1bc76d1cb9d333747

福澤ゆき『双子の王子に双子で婚約したけど「じゃない方』だから闇魔法を極める』

donの相互さんがおすすめしてくださったやつ。おもしろかった!
フォーマットは昔ながらのテンプレ……となるんだけど、読後感はフォーゼ(仮面ライダー)とか……『ビバリーヒルズ青春白書』を日本のBL版でアップデートしたらこんな感じな気がする! という読後感だった。
学園青春群像劇〜!

キャラをモブにしたり使い捨てたりしない群像劇など好きな人(私ですね)にはおすすめできるように感じたな。好き!

わりと頭から同室くんとリュカくんが好きで、婚約相手の双子くんはまぁ2人ともがんばってね〜!!! など思ってたんだど、切り札の方の彼がああいう選択をして、あちらの彼がああいう立ち回りをしたことに、大変に感動した。そうとは見せていないけど、そういう内面も持っていることは、読者には伝わっていたんだけど……育ってきた環境由来で、内面で隠されたまま腐ったり錆びたりしてしまいそうだった大切で魅力的なそれが、ああいう場で綺麗に花開くのは素敵だよ。

樋口美紗緒をすごく感じるな……と思っていたら、帯で「樋口美紗緒絶賛!!!」と書かれていたと知って納得。わかるーーー

amzn.to/3LiQQMW

好みのフォーマットではない、のだけど、カタルシスがあるというのは間違いなくて……

受けの誠実と健気が、ちゃんと報われるということ。
現実だと、報われることってなかなかないし、気づいてもらえないし、理解されないし、気づいて理解されたら「こいつはほういう扱いをしても良い」存在と見做されて、自己犠牲を伴う誠実や献身は、今度はそれが当たり前のものとして消費されるようになる。

それをしないことが、怠惰で傲慢なわがままで、「なんでしてくれないの? ひどい、やなやつ!」なんて扱われたりする。

誠実が理解され報われる、というのは、理想的なファンタジーで、誠実を踏み潰されることが常である日々を知るものには、やはり、抗いがたいものがあるよ……

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樋口美紗緒『王を統べる運命の子』 全4巻

「やはりこのフォーマットは人気があるのかな……」の感想が第一。あわれで健気で無理解と理不尽の中にいた自己犠牲精神の強い受けが、やがて理解を得てみんなの中心になり愛されていくストーリー。

攻めたちは「雄感」は強いのだが、ひねくれに捻くれていて、でも中身は受けにデロデロに甘く一途で蒸気を逸しているほどの「愛」がある。お互いの強すぎる「愛」ゆえに試される2人、その2人にとっての「愛」の形とは? ……みたいな。

単純といえばそうだが、恋愛ものでのこのフォーマットってやはり普遍なんだろうなと思う。

常であれば、正直ほとんど興味ないそのフォーマットであるにもかかわらず「めちゃくちゃおもしろかった……!」と読まされてしまうのが樋口美紗緒作品なのだが、この作品はそこまでだった。
そこまで、など言いつつ2日で4冊読了してるゆだから、いややはり読み耽っているな。おもしろかったです。
死んだと思ったら増えてたの「?! ……?!?!」となった。

なお私は「ユリウス」が好きです。モードというか。地味で不器用で友達作りすら下手か! みたいな攻めくんのポンコツはかわいい。

amzn.to/43KJpFr

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