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夜がテーマの読書会、おもしろそう。
夜、で思い浮かんだのは下記の3冊。

井戸ぎほう『夜はともだち』
森絵都『宇宙のみなしご』
大沼紀子『真夜中のパン屋さん』

あと、読んだことないけど『夜はやさし』のタイトルが好き。

佐原(BLが好き):komeda: さんがブースト

今回は「夜」がテーマの読書会でした。

私が選んだのは恩田陸の「夜のピクニック」なんだけど、私はこの帯に書かれている「100万人」に入れませんでした笑
面白かったけど、泣けはしない。
もっと若い時に読んでいたら、きっともっと違ったんだろうなとも思った。
エモエモのエモなんでしょうね!

「夜のピクニック」の話の時に、滋賀では3年かけて(?)琵琶湖を徒歩で一周するという「正気?」な行事があると聞いたので、この小説に触発されて東京湾まわりを1人で100km歩くというエモなしの苦行みたいなことをした狂人の話を返したんだけど、えっと、読書会?笑



むかし素人オリジナル小説を書いていたんだけど、
復讐を誓う男が、世界を憎んで憎み切って、遂げるべき復讐を遂げて満足して穏やかに老いて死ぬ話を書いたことがあった。
いま振り返ると、あれが一番気に入っていたかも。

菅野彰『色悪作家と校正者の貞節』

再読。
シリーズここまで読んでいたはずなのだけど、やはり朧にしか記憶がない。何度でも物語を楽しめるお得な脳味噌です。

性が「過剰」である、というの、私はすごくわかってしまうんだけどなぁ。そして「それでも求める」がわからない。嫌だなとか嫌悪とかは別にないけど、必要性もないというか。
菅野彰作品は、『毎日晴天!』シリーズでも明確に(あとがきか、どこかでいつか作者さんも語ってらしたが)「性」との距離が慎重に扱われており、
このシリーズはその点は入り口から崩壊しているので私はそこがどうしてもどうしてもどうしても、気に入らないのだが、
しかし、その距離感を言語化して探られていくような描写(試み?)は大変に興味深い。
やっぱり好きだなぁ。

あと弟くんが大変に可愛いね。健気で良い。弟くんの幸せを心から願うわ!!!

amzn.to/3xw44hM

上田アキ『恋が満ちたら』

『恋が落ちたら』続編。
ストーリーというストーリーが、あるのだけど、私にはあまり響かなかった。ただ、あの2人が可愛くがんばって生活してるなぁよかったなぁ〜みたいな感情は、生まれはした。
絵が綺麗。絵の綺麗さが作品選びの基準1・2番目にくる人ならおすすめする。もちろん好みはあれども。

amzn.to/3Ic0qP4

白川紺子『契約結婚はじめました。』2〜5巻(完結)

おもしろかったんだけど、期待値が大変に高かったので、それなり……みたいな感覚になってしまった。
典型的内助の功的な立ち回りをする年下の彼女、でもBLだったら攻めなので、そのキャラデザは最高ですねとはなりました。夫さんの方が受けなんだよな。あと檀も受けです。

セルフエスティーム的な、主軸ですが、恋愛が起点や契機になるのはいいんだけど、それが掬い上げるような形になってしまう構造が私は苦手で、そういう受け止めが強かったから「★3」評価にしたのかも。もうひとつ★つけるか迷った。

同作者『後宮の烏』は、男女バディで別離で『おんな城主直虎』の傷を癒してくれる作品で、あちらの方が好き。
いやでもこの契約結婚シリーズも好きですよ。良質な群像劇。

「椿屋敷」という建物視点で語られる物語なのだけど、同時に毎巻収録されてる短編、の形式で傍で展開されている「すみれ荘」の物語もよかった。
あちらはまっすぐな群像劇なのだけど、群像劇が大変に好きだし、だいたい「当て馬」とか「脇キャラ」とか、あとは「相方」とかの方にど沼るタチなので、おいしかったなぁ〜〜〜また食べたい!

amzn.to/3EkYnXP

そしておそらく、私はそういう作家が・作品が好きだ。
山中ヒコとか。

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何かしら心の傷に触れるような物語において、後味の悪さはときに、やさしさなのだと思っている。
優しく仕上げられた物語こそが、傷を深めることもある。

その塩梅ってとても難しくて、ただ、白川紺子と大沼紀子は、後味の悪さや寂しさや、選び取った孤独にこそ読者に救いを見せるタイプの作家さんなのではないかなぁみたいなことを思った。

白川紺子『契約結婚はじめました。』1巻、読了。

「ご飯の描写がおいしそうに感じやらる作品とは相性がいい」論、いままで一度しか裏切られたことがないので、たぶん今回も大丈夫なはず。

白川紺子作品は、やさしいのに情け容赦のないところが好きだ。ナイフはきっちり捻ってくるし、最後まで切り裂いてくれるところ。梅肉メニューおいしそう〜!

契約結婚 というのはおもしろい言葉で、なぜなら契約ではない結婚て前提として存在してないように思われるし、たとえば「契約結婚」という言葉に含まれる「実は恋情・愛情・性愛関係にはないんですよ、偽物ですよ」というニュアンス、「擬装結婚」である、という感じも不思議。
もともと結婚と恋情と愛情と性愛関係にあるかどうかは全て別個の話であって、結婚に必要なのはただただ両者の同意だけなのだから、恋愛関係になく利害の一致のみのエモーションの関係であったとしても、それは別に何もおかしくない、責められるものでも文句言われるものでもない、「普通」の結婚のはず。

まぁこの作品の2人には感情も、かなり、感じるけど。
続き楽しみ!(最終巻まで購入済み)

amzn.to/3Ej3vM2

澤村御影『憧れの作家は人間じゃありませんでした』1〜3巻。完結? 続刊? 不明。

エンタメ小説だ!!! という感じ。サクッと読める。24時間で3冊読めるくらいのサクッと感。
雰囲気は、「人が死なないミステリー」。ただし人は死んでいる。現代すこし不思議ファンタジー。

すごくリアルなところと、ふわふわしたファンタジーなところとがあって、距離感を掴みにくい。その掴みにくさもまた魅力的。

私は映画『羅小黒戦記』も、沢村凛『黄金の王 白眼の王』も履修しているので、その点思うところはある。めちゃくちゃある。いいとか悪いとかでなく、一体どうしたら……と頭を抱える方向性での思いかたです。

准教授のシリーズも特技の積読でもちろん揃えてあるのだけど、EXに夏樹刑事が出てくるそうで楽しみ。

シリーズ続いて欲しいし、ここで終わっても欲しい。
深まって、活躍されてほしい作家さんだなぁ。

amzn.to/3Eg8LjE

↓BT
近藤史恵さんのあのシリーズは大変によい。大変によいよねぇぇぇぇぇ!!!

佐原(BLが好き):komeda: さんがブースト

近藤史恵さんの「サクリファイス」。
石尾の「白石、 食らいついてこい!」は名ゼリフだと思う。興奮する。 #読書

BFは1期EDだけが「解釈違い」だった
サバプロはどちらも、CD収録のアレンジバージョン(タイトルのfとlとが逆転してたやつ)も大変よかった

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連続2クール以上のアニメ、1クール目のOPのほうが2クール目のやつより大体とっても好き。
(アニメ『どろろ』を思い出しながら)EDもかもしらん……

会話に突然お邪魔をいたしましたごめんなさい
琅琊榜はいいぞ
ほぼノンストップで2周したし、期間あけて3周目も完走済みだよぉ…………

『天官賜福』、日本語版まだ読んでない……!

RENA『本橋兄弟』4巻まで(以下続刊)

好きです、好き好き! という前提ではあるけど、「腐女子」の「ナマモノ」の扱いとか仮にも一応成人して年上の立場としてそれはシャレにならんのにギャグにしてツッコミも入れたら許されるとか、ほんなことはねぇからな?! みたいな心地にはなります。
あと担任、てめぇもだめだ。

目つきの悪いこのめちゃくちゃかわいい兄が愛されの総受けなんだと思うんだけど、いやあほんとめちゃくちゃ……報われてくれよな……ギャグ漫画相手に、どうしてこんな心からの祈りを捧げなければならないんだよな。

この兄の、しかも「救い」がないバージョンな事態って、シンカリオンに出会えていなかったときの、そのまま「普通」に成長していたら清洲(推し)がたどっていただろう道そのものじゃんねと思うので、本当に他人事に感じられない。他人だけどさぁ………………

魔法少女オタの友人くんと、店長さんと、弟の塾にいるあの斜に構えた君などなどモブまで魅力的で、良いことですな。
続きも楽しみに待つ。

amzn.to/3S0EVoV

RENA『雷神とリーマン』全5巻(完結済み)

ラストで号泣するタイプのギャグBL。いや泣いてはないですけど、「はぁ〜〜〜〜〜〜〜(しみじみと噛み締める)」の余韻を大変に楽しみました。
あまり言葉で説明するべき作品ではないように思う。ギャグと、大河的情感の揺さぶられ方を両方味わえるので、それぞれがお好きな方にはぜひ、とすすめたいな。

『荒川アンダーザブリッジ』とかを少し思い出したんだけど、あちらはホモいじり的なものとか「デンパ」的な揶揄をまんまギャグにする感じとかあってすごく嫌だったんだよね。
荒川好きだったけどほんと無理だった、みたいな人は、嬉しい馴染み深さを感じながら楽しめるBLな気がする。
エロシーンはないです。
はらだ『ワンルームエンジェル』好きな人も、もしかしたら好きかもな。(私は大好きです)

表紙を重ねるごとに近づいていく2人の距離感、大変に良い〜〜〜

amzn.to/3IsYB1f

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