声優名盤探索の旅124枚目、高橋李依『青を生きる』。前作『透明な付箋』のソロの系統に、イヤホンズの三浦康嗣風味が合流した印象。前者の音楽はそれほど好みでなかったし、今回も好きなタイプではない楽曲も多いはずなのにとてもいい印象をもった。声優楽曲の一つの潮流だと思われる、語り(セリフ)を挟み込む技法が高橋李依の才能と技量のおかげで最大限の魅力を発揮していて、好みじゃなくても好ましく、好きなタイプの曲ならいっそう好ましく聴かせてくれる。名盤だと思います。tower.jp/item/5596193/青を生きる<通常

高橋李依『青を生きる』、厄介な自意識をあらわにしつつ、どうにかやり過ごして生きていく、というような一枚の流れがあって、シティポップ風味がしっかり効いてて楽しい『BABURU』、物語をベースにしているらしい『0のひと匙』、など、楽曲の幅としては平凡な声優アーティストのアルバムで陥りがちな食い合わせの悪い幅広さがあるのだけど、EPだし歌唱とテーマが絞られているので、そういう凡作の散漫さはない。

高橋李依『青を生きる』、おそらくどの楽曲も基本的にはそういう要素があるのだけど、特に末尾の『アオハルインクルージョン』は声優としての受け止められ方に関する考えがこもっている感じがして、全然曲調は違いますけど田所あずさ『ころあるこ。』を思い出しました。

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高橋李依『青を生きる』、自分のTLでは話題になっていなかったのが不思議。というか声優アーティストとしての高橋李依ってもっと称賛されてよいように思う…。キャラソンは時折話題になっている印象だけど。

(好きなアルバムに出会うと「もっと話題になるべき!」と頭に血がのぼってしまう毎度おなじみの現象)

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