裸体の相澤君に美しい猫を添えるのが好き。
猫がじゃれて腕とか胸元をみみず腫れさせてるのとかいいなって。
痛いけど甘えられてるのが愛しくて怒れないざわ。引っ掻かれても撫で撫でくんくんしちゃう。

山田が引っ掻き傷見てヤキモキしつつ、相澤と猫の組み合わせは最高なんだよな…と悶々としてるといい。

猫とお前と俺【マイ相】 

「まぁ〜た引っ掻かれてる。」
「興奮して爪が出ただけだ。」
寝汚い相澤はベッドに寝転んだまま愛しい猫ちゃんを腕枕で甘やかしてる。
枕もシーツも猫の柔らかな毛がたくさんついてるが、そんなこと気にもとめずにお前は愛しそうに撫でてんの。
「そういうのジェラっちゃうんですケド。」
「なんだ。お前も撫でてほしいのか?」
相澤は猫と自分の体を隠してたブランケットを持ち上げて俺が寝れるように隙間を作ってくれた。
傷ひとつつけたくなくて、キスマークすら遠慮してる青白い肌に猫の爪痕がいち、にぃ、さん……。
あぁ、もう。イライラするから数えるのはやめ。
「わーい。甘やかしてよ。にゃんにゃん言っちゃうぜ?」
「そういうのは猫だから可愛いんだよ。お前は適当につまんねぇ話して俺に撫でられてろ。」
俺たちのくだんねぇ会話を聞いてた猫様は、ため息の代わりにあくびをひとつ落としてベッドから降りた。
「あ。」
「さっすが。空気読めてんね!」
「3人で寝たら気持ちよかったのにな。」
「……んぅ〜、そう、ね。」
その提案を快く受け入れるのにはもう少し時間がかかりそうだ。

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