H・P・ラヴクラフト/著「壁の中の鼠」
H・P・ラヴクラフト/著、大西尹明/訳「壁の中の鼠」『ラヴクラフト全集1』(東京創元社、2012年) 読了
イギリスにある主人公の先祖がかつて所有していた修道院跡をリフォームして住み始めると壁からネズミが走り回るような音がするという異変から始まる話。
主人公の家系に曰くがあるようで、家系と修道院跡にまつわる伝説を交えながら、現在家で起きている怪奇現象について語られていく。
地下の祭壇を見つけたあたりから、急に主人公が自明のことのようにニャルラトホテプの名前を出してきたり、今までの因果に合点がいったようになって、読んでいて理解が追いつかなかった。
話の中で「湯たんぽの長い柄」という描写があって検索してみたら、英国あたりで昔使っていた湯たんぽは石製のフライパンみたいな形をしていたらしい。
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