短期派遣のしごとをしていたとき、同僚の髪型が変わっていたので(似合ってます、いいですね)と伝えて(朝巻いてきたの)と言われたときに、自分がこのひとと接してる時間は一日のうちのオンタイムの中だけで、知らないいくつもの時間があるんだと思った。
そして、それはフロア全体のひとがそうで、自分の知らない膨大な折り畳まれた朝の支度の時間のことをぼんやりと考えていた。
ドラマThe Bearをみて、ひとりひとりの出勤前の静かな時間が流れたとき、折り畳まれた時間だ!と思って嬉しかった。現実の中では見ることが叶わない、いとしい時間たちのこと。