「弱者に仕掛けた戦争」 断種生んだ「淘汰の欲望」の暴走 朝日新聞書評から
https://book.asahi.com/article/14664462
“(前略)こうして発展した優生学は、国際優生学会議を通じてヨーロッパ諸国に伝播(でんぱ)した。その一つがドイツである。第2次大戦後、敗戦国ドイツでは、ニュルンベルク裁判により、人種迫害が明るみに出た。
これに対し、戦勝国アメリカでは、優生学の実態が検証されぬまま、少なくとも70年代まで断種は続く。各州知事が被害者に謝罪したのは、2000年代に入ってからだ。”
アメリカ人文紀行・おわりに──善きアメリカの記憶のために
https://note.com/k2y2manabe/n/n6ff3040eeb9b?s=09
つわりの原因、やっと解明 女性の問題「軽んじられてきた」と研究者https://digital.asahi.com/articles/ASRDM3RLDRDLULBH011.html?ptoken=01HJXD4S4VAQBJ8C6CVV0QXYGJ&s=09
“筆頭著者である南カリフォルニア大学マレーナ・フェイゾ助教は、これまでつわりの原因が解明されてこなかった理由について、「一般的に、女性の問題は軽んじられてきた傾向がある。また、つわりは多くの人に起こるもので『我慢するしかないもの』と考えられてきた。重症化しても、医師ですら『心理的なもの』などと考える人もいた」と述べる。
フェイゾさん自身も約20年前に妊娠した際は、つわりが重症化し、数週間激しく嘔吐し、飲食も、動くこともできなかったという。医師にはフェイゾさんが症状を誇張しているだけと思われていたが、女性の健康を研究する遺伝学者として、医師が間違っていると確信していた。”
続き
優生保護法
“強制不妊手術が実施されたのは、むしろ戦後の優生保護法(一九四八年)の後であった。”「優生上の見地から不良な子孫の出生を防止する」
“中絶の合法化は世界に先駆けていたが、その後の欧米の女性運動のように産む・産まない自由を求める運動によるものではなかった。戦地からの復員・引揚者による人口増加と食糧難、引揚げ女性の性被害への対応として中絶を行っていたなどの時代背景があった(後略)。”
“また、戦後はドイツの国家主義的な優生思想は支持を失ったが、アメリカの民主主義的な優生政策は存続した。”
障害があり女性であること:生活史からみる生きづらさ
https://gendaishokanshop.stores.jp/items/6503e9ec83d26a0031351943
「民主主義的な優生政策」
弱者に仕掛けた戦争
アメリカ優生学運動の歴史
エドウィン ブラックhttp://www.jimbunshoin.co.jp/book/b590672.html
「弱者に仕掛けた戦争」 断種生んだ「淘汰の欲望」の暴走 朝日新聞書評からhttps://book.asahi.com/article/14664462
第33回:絶望之為虚妄,正与希望相同(絶望は虚妄だ 希望がそうであるように)by魯迅(小林美穂子)
https://maga9.jp/231227-6/
強制不妊手術
GHQ「医学的根拠不明」 日本側押し切る
https://mainichi.jp/articles/20180624/k00/00m/040/133000c
“手術の根拠とされた「遺伝性精神病」「強度かつ悪質な遺伝性病的性格」などを「おおざっぱな分類だ」と批判し、「ナチスの断種法ですら、医学的に遺伝性とみなされる個々の病気を明示した」と指摘した。”
憲法が実存に響かなかった人について。
読み返したいが図書館は閉館しているのでまたの機会に。
憲法の断層――実存に響く言葉を求めて
車椅子の横に立つ人
-障害から見つめる「生きにくさ」-
荒井裕樹 著http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3450
同章、優生保護法のところを読んでいる。憲法の精神に背かない。
「基本的人権の制限を伴うが、「不良の子孫の出生防止」という公益上の目的のためには、憲法の精神に背かない。真にやむをえない限度において、身体を拘束したり麻酔薬を用いたり、だましたり(欺罔)してもよい」(一九五三年厚生省事務次官通知、一九四九年一〇月一一日法務府法制意見第一局長回答)
#読書
第9章 性と生殖に関する健康と権利(SRHR)の保障に向けて
第Ⅲ部 これまでとこれから 課題・論点
障害があり女性であること:生活史からみる生きづらさ
https://gendaishokanshop.stores.jp/items/6503e9ec83d26a0031351943
続き。
第9章 性と生殖に関する健康と権利(SRHR)の保障に向けて
セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスに必須である「包括的性教育」について
・人権をベースとした教育
・互いを尊重し、よりよい人間関係を築くことを目指す教育
・健康とウェルビーイング、尊厳を実現し、子どもや若者たちにエンパワメントしうる知識、スキル、態度、価値観を身につけさせる教育
“委員会(グッドマッハー・ランセット委員会)は、「健康に関連する姿勢や行動は人生の早い内に形成されることを踏まえ、すべての国で科学的根拠に基づき、国際的な技術指針に則った包括的セクシュアリティ教育の統一過程を作ること(中略)厳格なプログラム評価から導きだされる根拠(データ)を元に、性教育によって若者が性的に奔放になり、リスク行動が増えるという都市伝説を打破しなければならない」としている。”
#読書
第Ⅲ部 これまでとこれから 課題・論点
障害があり女性であること:生活史からみる生きづらさhttps://gendaishokanshop.stores.jp/items/6503e9ec83d26a0031351943
アジカン後藤正文「何度も炎上して燃えかすに」それでも社会の問題について発信・活動を続ける意味
https://dot.asahi.com/articles/-/209826?page=3&s=09
“「(政治的、社会的な発言に対して)そんなこと言わないで」とファンの人に言われることもあるし、それで自分たちの音楽が聴きづらくなるのは申し訳ないなという気持ちもあるんですよ。ただ、社会的な問題や人道的な問題に対して何か言うことで、自分の曲が聴かれなくなるような社会だったら、もうしょうがない。それは受け入れようと思っています。だって「子どもたちの虐殺をやめろ」と言うことで仕事がなくなったとしたら、そっちのほうがおかしいじゃないですか。”
読んだ本 これから読みたい本のメモ 思うことなど トランス差別に反対しています