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これを読みたいけど値段が。

『日本社会とポジショナリティ 沖縄と日本との関係、多文化社会化、ジェンダーの領域からみえるもの』
akashi.co.jp/book/b646041.html

内容説明 
集団に起因する不平等や差別。それが個人同士の間で現れる諸相を捉える視点としてのポジショナリティ。沖縄と日本との関係、性差・ジェンダー、多文化社会化など、定量的調査を含む現代日本の具体的な事例から動態を読み解き、状況変革への共通了解と協働条件を提示する一冊。

医療者の傲慢やパターナリズムを感じることはあって、それらを可能にする仕組みのことを時々考える。仕組みの中で、相手の気持ちや状況を軽々しく扱ってもよい、と思える位置にいるのは医療者だけではないから。

子どもの頃ストーブの前で本を読んでいたらページがしわしわになって仕舞ったことが何度かあった。距離を取ればいいのだけど、とにかく寒くてなるべく近くにいたかった。ストーブの前に着替えを並べて温めたりもしていた。

掃除と洗濯が終わってヒーターを付けたら思い出した。

さんがブースト

 “世の中がもう滅びてしまったと言うことが、何かを信じることがもはやできなくなったと言うことが、どれほど簡単なことか。”

「かろうじて、人間」ファン・ジョンウン
『目の眩んだ者たちの国家』
shinsensha.com/books/1043/

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さんがブースト

 “どれほど簡単なことなのか。
希望がないと言うことは。世の中はもともとそんなものなのだから、これ以上は期待しないと言うことは。すっかりこの世界に対する信頼をなくしてしまったと言うことは。”

“どれほど簡単にそう言っていたのか。遺族たちの日常、毎日襲ってくる苦痛の中で何度も反芻する決心、そして断食、行進、その悲痛な闘いに比べて、世の中がもう滅びてしまったと言うことが、何かを信じることがもはやできなくなったと言うことが、どれほど簡単なことか。しかし、みんな一緒に滅びてしまったのだから質問しても無駄だ、と私が考えてしまったその世の中に向かって、遺族たちは、持てる力を振り絞って質問をしていたのだ。その空間、セウォルという場所に集まった人々を、私がもう信じるのをやめてしまった世界のある片隅を、信じてみようとしていた。ならば今度は、私は何をすべきなのか。彼らの質問に応答しなければならないのではないか。この世が滅びたと思ってしまったように、私まで滅びてしまわないためにも、応答しなければならないのではないか。”

「かろうじて、人間」ファン・ジョンウン
『目の眩んだ者たちの国家』
shinsensha.com/books/1043/

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読み進めてこの一文にたどり着き胸が塞ぐ。

“ただの一度も真実が明らかになったことのない国でこの文章を書く。”

「目の眩んだ者たちの国家」パク・ミンギュ
『目の眩んだ者たちの国家』
shinsensha.com/books/1043/

ニッカボッカみたいな単語が出てこなくて検索した。わかってすっきり。

以前知った本。面白そうなので読んでみたい。

あとがきたちよみ
『男性学基本論文集』
keisobiblio.com/2024/01/24/ato

 “男女間の差異に焦点を当てるアプローチのもうひとつの限界は、これらの研究が、ジェンダーに関する本質主義的な解釈を暗に強化してしまう可能性があるということだ。本質主義的解釈とは、ある特質を、集団やカテゴリーの固定化され本質化された要素として扱うことを意味する[Martin 1994]。そのような特質が生じるのは、生物学的要因あるいは社会的要因のためであるのかもしれないが、その要因が何であるにせよ、そうした特質は、ある集団やカテゴリーに際立った要素として扱われるのである。男性と女性を対比するような研究課題の設定は、男性はよりXであり、女性はよりYであるといった結論を容易に導くことになる。しかし、ここでの問題は、そうした研究の結果それ自体ではない。そうした解釈が、両性の間の権力関係を構築・強化することにより、女性と男性に対するステレオタイプと制約を強化するようなやり方で用いられかねないことが問題なのである。”

私はスマホでの入力が苦手で、パソコンの方がまだやりやすい。引っ掛かりがない平面は難しい。指にかかる感触が欲しい。
鉛筆やペンは強く握りすぎるのでこれも使いやすくはない。

さんがブースト

「急げ! 今年が終わっちゃうぞ!」
毎日、ベランダをおとずれるスズメにこう言われ、パニックになる。急がなきゃ……急がなきゃ……時間がない……ところで、パニックになる理由の半分はスズメが喋るという状況なのでは……いやそんなことよりもう時間がない……!
#いろいろなアドベントカレンダー

『優生保護法のグローバル史』
jimbunshoin.co.jp/book/b101005

 “戦後に人口爆発を予見していた世界にとって、人口問題とは出生率をどのように下げるのかという「量」の問題であった。ここで付け加えておかなければならないのは、それが同時に「質」の問題でもあった、ということである。それは、すなわち先進国においては出生率が低下しているにもかかわらず、「第三世界」においては人口が急増していることこそが問題なのであり、言い換えると「グローバルな逆淘汰」が問題となっていたのである。それゆえに、人口抑制策としての優生保護法の真価、すなわち「第三世界」においてどのようにすれば出生率の低下がもたらされ、人口抑制が達せられるのかに注目が集まっていた。
(「はじめに」より)”

塗り薬やハンドクリームのチューブを取りやすく整頓するには。小さなチューブ類が結構ある。

物に対して置場所と収納場所が少ない。書類も整理したい。仕舞ったままのCDもひさしぶりに聞き返したり手紙もきれいに整理したい。ほこりを払わないと。

「いつまでこだわっているんだ」という言葉のこと。
QT: fedibird.com/@takako3599/11296
[参照]

 
https://japan.hani.co.kr/arti/international/23573.html  “しかし、歴史が語っているように、被害者を最終的に黙らせることは不可能です。「蒸し返さない」という約束は両政府間ではありえたとしても、被害者との間ではありえないことです。「慰安婦」問...

『目の眩んだ者たちの国家』を少しずつ読んでいる。遺族へのバッシングのパターンに酷さと既視感を覚える。「いつまでこだわっているんだ」という。

さんがブースト

 “「理解」とは、他人の中に入っていってその人の内面に触れ、魂を覗き見ることではなく、その人の外側に立つしかできないこと、完全に一体にはなれないことを謙虚に認め、その違いを肌で感じていく過程だったのかもしれない。その上で、少しずつ相手との距離を縮めていって、「近く」から「すぐ隣」になることなのではないか。そのような理解が、傾聴が、共感が、この危なっかしい傾きという問題の答えを見つけなければならない私たちの世代に必要なことであり、制度を作ったり直したりする人たちにとってもやはり、監視と処罰の前に、統制と回避の前に、一番初めにすべきことだったのかもしれない。“

「傾く春、私たちが見たもの」キム・エラン
『目の眩んだ者たちの国家』
shinsensha.com/books/1043/

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さんがブースト

[前略]“私がようやく見つけ出した答えは、もし私たちが他人の内部にまで入っていくことができないのならば、とりあえず近くに立ってみることが最初にすべきことなのかもしれない、ということだった。その「近く」に立つために、時には脚が震えたり顔が赤くなったとしても、まずは立つだけ立ってみるのが正しいのではないか。”

「傾く春、私たちが見たもの」 キム・エラン
『目の眩んだ者たちの国家』
shinsensha.com/books/1043/

一年が終わっても改まっても解決しないことはあるから、覚えている。

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