『プリーモ・レーヴィは語る 言葉・記憶・希望』
https://satotarokarinona.blog.fc2.com/blog-entry-1586.html
“このような「男らしさ」は帝国主義、植民地主義とも結びつくものであり、シオニズムとは詰まるところ植民地主義の一形態に過ぎない。現在のパレスチナ問題の起源は「三千年の歴史」などではなく、一九世紀後半にシオニストがヨーロッパからの入植を開始し、先住のアラブ人の土地を奪ったことに端を発している。イスラエル国家のやっていることは中南米やアフリカ、アジア、そして中東で見られたような典型的な植民地政策である。”
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“戦後に技術部門の幹部として工場で働くようになったレーヴィはドイツの会社とも仕事をし、商用でドイツをしばしば訪問していたが、著名な作家となり強制収容所体験が明らかとなるとドイツ人との関係はうまくいかなくなっていったという。インタビューでは述べてはいないが、このような事態が他ならぬイスラエルでも進行しているというのを感じ取っていたのかもしれない。”
“このドイツのエスタブリッシュメントが現在では異様なまでのイスラエル支持を打ち出しイスラエル政府批判やシオニズム批判を反ユダヤ主義だとして取締るようになったのは、「ホロコーストの反省」とは別の原理が働いているのではないかと疑わざるを得ない。”