『僕の大統領は黒人だった バラク・オバマとアメリカの8年』
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“収入別でみると白人においては低所得層から富裕層まで全ての層でトランプが勝った。この結果は、「皿洗いのジョーから、配管工のジョー、銀行家のジョーにいたるまで、トランプが白人のありとあらゆる収入層にまたがる幅広い連合を構築したのかがわかることだ。つまり、白人の学者先生たちがトランプの躍進を不可解なる白人労働者階級の仕業だとみなすのは、謙遜がすぎるというものだ。学者先生たち自身の属する経済階級が誇ってしかるべきトランプ躍進への功績を主張せず、いえいえ私たちは、などといっているのに他ならないからだ」。”
【試し読み】『僕の大統領は黒人だった』上・下https://note.com/keioup/n/n312ec7582ea9
“僕は、「黒人による良き統治」に対する昔からの恐怖こそが、ドナルド・トランプの大統領選出という一見衝撃的な方向転換について多くを説明してくれると考える。アメリカ史上初の黒人大統領は、たいていは「象徴的」だったと表現されているが、この言葉で片付けては象徴の力をひどく過小評価することになる。象徴は、現実を表象するばかりでなく、現実を変える道具ともなりうるのだから。”
『僕の大統領は黒人だった バラク・オバマとアメリカの8年』
https://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766427059/