[寄稿]日本の代わりに朝鮮半島が分断された理由 チョン・ビョンホ|漢陽大学文化人類学科教授
japan.hani.co.kr/arti/opinion/

 “日本の分割計画はなぜそのまま実行されず、筋違いにも朝鮮が代わりに分断されたのか。その数日の間に一体何が起こったのだろうか。最後の一人まで戦うと言っていた日本はなぜ急に8月15日に降伏したのか。これまでは主に原爆投下のためだと言われてきた。しかし、在米の日本の学者、長谷川毅教授は、原爆投下よりもソ連参戦の方が決定的だったという。ソ連が参加する日本の分割を避け、天皇制を守るためだったというのだ。原爆のせいで降伏したという主張によって、米国の日本列島単独占領は支えられてきた(『終戦の設計者たち』 メディチメディア、日本語版は『暗闘 スターリン、トルーマンと日本降伏』中央公論新社)。”

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 “それは「出血作戦」と呼ばれた。目的は戦闘に勝つことではなく、敵の出血を最大限に引き出し、降伏条件を緩和することだった。「出血」はその敵と戦う日本軍とすべての民間人にも求められた。神風特攻隊も投入された。これらは日本本土を守る「防波堤」、「捨て石」と言われた。沖縄戦は残酷だった。直接戦闘を行った双方の軍人の死傷者も多かったが、46万人の住民のうち12万人が死亡した。緊急動員された1万人にのぼる朝鮮人「軍属」と「慰安婦」も犠牲となった。”

 “日本の降伏の知らせを聞いて、独立運動家の金九(キム・グ)はその時期の巧妙さを嘆いた。中国で長年にわたる国共内戦を経験し、国際政治の冷酷さを見守ってきた亡命政府の主席は「解放」を素直には喜べなかった。解放とともにやってきた分断はすでに75年、南北対立と戦争の恐怖はいまだにこの地を押さえ付けている。分断の痛みを乗り越え、我々は金九があれほど願っていた「文化の力」を築き上げた。国際情勢は再びこの地を米中超大国の衝突の最前線へと押し上げている。自主外交の知恵を集めるべき時である。”

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