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[寄稿]日本知識人の覚醒を促す 和田春樹先生への手紙 (1)
登録:2016-03-12 00:41 修正:2016-03-12 09:45
japan.hani.co.kr/arti/internat

 “しかし、歴史が語っているように、被害者を最終的に黙らせることは不可能です。「蒸し返さない」という約束は両政府間ではありえたとしても、被害者との間ではありえないことです。「慰安婦」問題の真相は、被害者とそれに共感し支持する人々による不断の「蒸し返し」のおかげで明らかになってきたものです。その「蒸し返し」がなかったとしたら、隠蔽された資料が探し出されることも、証人が名乗り出ることもなかったでしょう。政府間でどんな空約束をしようと、今後「蒸し返し」がないということはありえず、必要とあれば何度でも「蒸し返す」ことこそが、被害者側だけではなく加害者側にとっても、正義にかなっているのです。”

[寄稿]日本知識人の覚醒を促す 和田春樹先生への手紙(2)japan.hani.co.kr/arti/internat

 “野党的な立場から国家や政府を批判することは「絶対野党主義」であり無意味である、というのでしょうか? 社会党解体の過程でしきりに唱えられた言葉が「現実主義」であり、「万年野党からの脱却」でした。その勢力が政権内に入り、極右派や保守派と妥協することは不可避であり正当であるとお考えですか。その結果が、前に述べた、原則の放棄と自己崩壊です。和田先生も、この発想を共有されているのでしょうか?”

[寄稿]日本知識人の覚醒を促す 和田春樹先生への手紙(3)japan.hani.co.kr/arti/internat

 “嘆かわしいことは、このような朴教授の著書が日本ではいくつかの賞を受賞し、人気を得ている現象です。「なぜ、こういうことが起こるのだろうか?」その理由について、私はかつて「和解という名の暴力」で、私なりの推論を述べました。「朴裕河の言説が日本のリベラル派の秘められた欲求にぴたりと合致するからであろう。/彼らは右派の露骨な国家主義には反対であり、自らを非合理的で狂信的な右派からは区別される理性的な民主主義者であると自任している。しかし、それと同時に、近代史の全過程を通じて北海道、沖縄、台湾、朝鮮、そして満州国と植民地支配を拡大することによって獲得された日本国民の国民的特権を脅かされることに不安を感じているのである。(中略)右派と一線を画す日本リベラル派の多数は理性的な民主主義者を自任する名誉感情と旧宗主国国民としての国民的特権のどちらも手放したくないのだ。」”

「慰安婦」問題の現在―「朴裕河現象」と知識人31shobo.com/2015/10/16001/

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