解消法は「障害者優遇」なのか 半世紀前の言葉が問う「発想の転換」
障害者文化論研究者・荒井裕樹=寄稿https://digital.asahi.com/articles/ASS4L3400S4LULLI007M.html?ptoken=01HW70W9ZFBMVXPFA784Y2EYZ9&s=09
“「この問題は、車いすの障害者を乗せるか乗せないか、どうやったら乗せられるかが問題ではない。車いすの障害者が当然乗るものという発想の転換こそ必要なのだ」(『母よ!殺すな』横塚晃一 著、生活書院)
障害者は「恩恵」や「施し」としてバスに乗せてもらうのではない。他の人が当たり前に利用するように、障害者もバスを利用する。そのように発想自体を変えてほしい、という主張だった。”
“障害者は誰かからの「恩恵」や「慈善」や「思いやり」の結果として社会で生きるわけではないし、誰かからの「許容」や「許可」の範囲で社会参加するわけでもない。”