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共に苦しみを見つめ合い、差別に抵抗するフェミニズム。
『同朋』12月号対談を特別公開しますbooks.higashihonganji.or.jp/bl

インターセクショナリティについて

 “たとえば、障害のある女性とそうでない女性では経験が違いますよね。「私も女性だから、あなたの経験はすべてわかります」とは言えない。だから、一人ひとりの経験を丁寧に扱うことが大事になります。インターセクショナル・フェミニズムが、黒人女性など、マイノリティの内に置かれた女性たちに目を向けるのは、そういう理由からです。マイノリティ女性から、つまり、主流ではない位置から社会を見ると、より複雑で厄介な差別の仕組みが見えてきます。”
 
 “傷も大事な自分の経験ですが、その傷や怒りをどうしていくのかも大切です。怒りをとなりにいる女性や自分より弱い社会的位置に置かれているマイノリティにぶつけていいのか。近年のトランスジェンダー女性(*①)に対する攻撃は、怒りを向ける先に関する問題でもあると私は考えています。
シスジェンダーの女性がこれまでさまざまな差別や暴力に遭って、傷を負ってきたという背景はわかります。だからと言って、トランスジェンダーの人たちの自由や権利を否定することは怒りをぶつける対象を間違えています。”

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