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優生思想と伴走した知能検査(立命館大学総合心理学部教授:サトウタツヤ)
note.kanekoshobo.co.jp/n/n3bc2

 “日本でもほぼ同じ事が起きていた。知能検査の結果で他国の支配を正当化しようとしたり、知能が劣るとされた人の断種手術が行われたりしていたのである。その当時は国威を発揚し進出していく時代である。「社会のために良かれと思って」知能検査がこうした用途に使われていたのである。その当時の人々の考えを後の時代の人が指弾するのは後出しジャンケンみたいで良くないという考え方も科学社会学や科学史には存在する。だが、ライフ(生命・生活・人生)のあり方自体にマイナスの非可逆的な影響を与えるようなことについては、後世から批判が出てもやむをえないし、そうした反省なしに「社会のためだから仕方なかった」というわけにもいかないだろう。”

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