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 “討伐作戦に参加した元兵士(発病時21歳)の証言:
「人間はすべて撃ち殺していた。あるときに討伐の際に部落へ攻め込み、地下室に人がいる気配があるので、手榴弾をたたき込んだ」
「のぞいたところ非戦闘員の女、子供が大勢死んでいた。当時の討伐は山賊行為で嫌なことが多く。自分はとうてい天国へはいけないと思っていた。自分が火をつけた家に中国人の老婆が小さな手おけで水をかけていた。その老婆が自分の母親にそっくりな感じがしていて実に嫌な感じがした。討伐から帰る途中、突然、自分では訳が分からなくなり、意識を失った」

精神科医 目黒克己さん
「この研究をしたら、精神医学の世界では出世しないよと言われました。特に軍人に関することは、後世、必ずいろんな社会問題を起こすから、50年間は沈黙しなさいと」

さらに調査が行われた当時、東京で初めてのオリンピックが開催されます。

平和と国際協調がうたわれる一方で、社会全体が戦争の記憶から目を背けていったと、目黒医師は振り返ります。

さらにその風潮は、心を病んだ元兵士に対する差別や偏見という形で表面化していました。”

50年間、口外してはならない 極秘調査・兵士たちの“心の傷”www3.nhk.or.jp/news/special/se

シリーズ 終わらない戦争②
封印された心の傷 “戦争神経症”兵士の追跡調査nhk.or.jp/gendai/articles/4577

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