「日本はなぜ朝鮮を植民地支配したのでしょう。コメを収奪するためでした。植民地支配を開始した後、朝鮮総督府は朝鮮に日本式の農法を導入します。朝鮮の農民に安価なコメを生産するようにして、日本の国内物価を安定させ、食糧危機を乗り越えるのが基本的な考えでした。強制動員の労働者たちに、(工場や炭鉱などで)暴力を行使して働かせたと言われていますが、もっとひどいのは(植民地支配末期)コメを供出した時でした。警察の立会いの下、供出督励員と面書記が家を一軒一軒を回りながら隠したコメがあるかを捜索し、暴力を振るいました。農民たちは孤立していたから、組織的抵抗ができませんでした。生産したコメをすべて供出された朝鮮の農民に残った食べ物は、満州で生産した豆から油を搾った後に出た油粕でした」
「日本人として、朝鮮を対象にした日本の犯罪を立証しなければと思った」
イム・ジョングク賞特別賞を受賞した樋口雄一・元高麗博物館館長https://japan.hani.co.kr/arti/international/48405.html