今日はこちらを作った。バターに躊躇したが、美味しかった。
読了。中国の奥地、チベットのラサ、インド、ネパールという長大な旅を托鉢、物乞い、最底辺といっていい肉体労働で賄い、旅を続ける。国の後ろ盾がなくても生きていけると言いながら、帰国後、後年の日本人のために原稿三千枚以上の旅行記をという執念、国家は捨てられても“日本人”にはこだわるんだなと思った
QT: https://fedibird.com/@taidabr9/110967351824954957 [参照]
長い感想
いや、ナタリアとミアキス、同じ境遇ではないな。だが、破滅的な悲劇に見舞われた、という点ではまあ。社交界で誰かの注目を浴び、声をかけられたい、誇らしい私になりたいミアキス、虚栄心を満たすため努力するが、ナタリアはミアキスが執心する虚栄には歯牙もかけない。自分を情けない存在にするナタリアを許さないミアキス…いやこうして解釈してみるとミアキス一つも好きなところ見当たらないが、ミアキスの振る舞いはSNSでよく見掛けるやつやなと思ってな。ミアキスの粘着を果敢に撥ねのけ、争う姿勢を見せたナタリア立派だ。なんの武器も持たないのだから、急場を逃れるために命乞いとか詭弁を弄するとかあると思うんだけど、娘のために戦いを選択したこと、愚かだけど、立派や。「あなたの気持ちのために私の人生は譲れない」かっこいい。。。生きるか死ぬかの場面で一番相手を煽るセリフを言うの、ナタリアさん…。
この話の主人公リーの奥さんナタリアは、対人関係において取り繕えない、円滑な人間関係のために欺瞞的に振る舞わない性格なのだが、それ故に嫉妬や恨みを買いやすい。当話の敵ミアキスはナタリアの実直な性質を妬み、彼女の顔に硫酸?(薬品名わからん)を送りつけて、ナタリアの顔を含む頭部は焼け爛れる。それでもナタリアは己を失わず、毅然と以前のままで振る舞うので、余計にミアキスの嫉みを買うことになり、今回の話の発端でもある。恐らくだが、ナタリアを襲った犯人をリーは探り当てており、ミアキスの片目を失明させたため、夫婦共々ミアキスの恨みを買っている。こうなるとミアキスの恨みは自業自得の逆恨みでラストかなり酷い目に合うが同情する気にはなれない。同じ境遇にあるはずのナタリアは犯人を恨まず、自分の人生と信念を失うことなく生きている。その真っすぐさをミアキスは妬んでいる。
こちらはメインストーリーのうちの単発作品なんだが、関係性とそれに伴う感情の対立が面白くて、何度も読み返してしまう。
にしてもこのタコライスレシピは優秀。家にあるもので作れる。
今日は回鍋肉を作ったつもりだが、普通の味噌を使ったため単なる味噌炒めになった。次回再挑戦。
https://cookien.com/recipe/3620/
今日は鯖の蒲焼きを作った。