辻村深月の『パッとしない子』読了。20分程度で読める短編。小学校教師と後に芸能人となって母校を訪れた生徒との再会した時のストーリー。感動ものかと思ったら途中から様子が変わっていく。

何気ない言葉や態度が人を傷つけることがある。自分も大丈夫かなと思った。ただ、全員から好かれるということはありえない。いいと思ってくれる人もいるし、他方では嫌われることもある。これって人間関係全般に言えることだとも思う。

『さいはての彼女』を読了。4人の女性を主人公とした短編集でいずれも読後感がよい。何か行き詰まったりした時に再度読みたくなる小説。あと旅に行きたくなる。

#本

小酒井 不木の『ある自殺者の手記』を読了。10分程度で読める短編小説。失恋により自殺を決意した男の心境が語られていき最後の結末の心境に納得してしまう。ギ・ド・モーパッサンの同名本も読んでみたい。

『考えの育て方 知的生産のデジタルカード法』を読了。Scrapboxを使いアイデアをどう活かしていくかの思考法について書かれている。Evernoteでの失敗談は自分も同じだったのでわかりすぎる。Scrapboxの運用方法は参考にしたい。

『天皇即位と大嘗祭―徳島阿波忌部の歴史考』読了。

大嘗祭の起源と歴史から始まり、その儀式で使う麻の織物『麁服』を調進する忌部族が、日本の歴史にどう関わってきたのか書かれている。

さらに倭国の起源についても考察されていて、面白かった。神社なども多く紹介されていたので、色々回ってみたいと思った。

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『アマテラスの暗号』を読了。

日本の古代史の謎に迫る歴史ミステリー小説。天皇家の謎や古事記の謎、日本人のルーツを解き明かしていく。

ちょうど神社や日本の古代史に興味があったため読んでみたが、これが面白かった。ある程度古事記などの知識があれば楽しめる。

これに書かれていることはあくまで著書の推理なのだろうが、色々な謎が隠されていることは事実なのだろう。

本書で著者が言っているように日本の成り立ちや歴史に興味を持つことはとても大事だと思った。

とりあえず本書に出てきた神社には参拝しにいきたい。

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『百代の過客』読了。

日記文学を題材にしたもので平安時代から幕末までの有名無名の数多くの日記を分析している。知っている作品も結構あるが、初めて聞いた作品もあり、よくこんなに集めたなと感心する。

これらの文学作品はその時代の出来事の裏側が読み取れる貴重な資料となっている。時代背景と合わせて読むと面白い。

大昔の人の思考をこの時代に知ることができて感動するとともに昔から変わらない日本人の普遍性を知る事ができる。

『愛とためらいの哲学』を読了。

アドラーとフロムの恋愛論を引き合いに、補足説明するといった内容。恋愛関係だけでなく人間関係に悩んでいる人は読んで損はない。読みやすいので入門書として最適。

若い頃にフロムの『愛するということ』を読んだが、その時はいまいちピンとこなかった。今なら理解できそうなので再読したいと思った。

『ライティングの哲学』を読了。

千葉雅也や読書猿など4人の書き手による執筆論。

4人で書くことについての対談を行ったあと、座談会を経て書き方の変化をテーマにそれぞれ執筆し、再び対談を行うといった内容。

このクラスの人たちでも悩みながら書いてるんだなということがわかりおもしろい。

アウトライナーの使い方やそれ以外のツールをどう使っているかなどの執筆環境も参考になった。

太宰治の『女生徒』を読了。

女優南沙羅の愛読書というのを知って読んでみた。この本は女性読者の日記をもとにしたもので、思春期の少女の1日を題材にその心情が見事に描かれている。

短編なので時間がない時でもサッと気軽に読めるが、名言も多くて読み応えがあり、繰り返し読みたくなる。

『暴力と紛争の“集団心理”』読了。

戦争、虐殺、差別、いじめ、テロ、暴動などの暴力が発生するメカニズムについて社会心理学の視点から解析している。

豊富な実験例が紹介されていて読み物としても面白く知見が得られる。

集団が持つ特性を知る事ができるので、特にマネジメント層は知っておくと役立つ。

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『Numbers Don't Lie』を読了。世界の人々、世界の国々、食、環境、エネルギー、移動、機械といった多方面のデータを多角的な視点から解説する本。データをどう読み取っていくか考え方を学べる。

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『NOISE 上: 組織はなぜ判断を誤るのか?』を読了。

組織やシステム内で発生する 意思決定や判断の誤りの要因であるノイズについて『ファスト&スロー』の著者ダニエル・カーネマンが考察している。色々な事例が挙げられていて組織内で判断する立場にある人におすすめ

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2017年のものだけどマストドンについて成り立ちなどがよくわかる書籍。特に堀さんが書いている第5章は分散型SNSについての予想が書かれていて面白い。Kindle Unlimitedで読めます。

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Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。