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今日はUplink京都で「香港、裏切られた約束」を見た。2019年の香港のデモがどんどん大きくなり、当局の弾圧も過酷化していく様を2時間ほど見ることになり、結構精神的にきつい。終わった後は監督と駒込武さんのトークショー。それが終わった後はパンフレットに監督のサインをもらった。
まず、感想としては「俺は2019年のことも忘れかけていたのか」という自分の「健忘症」と、「独裁政権の生の暴力装置」たる警察(及び買収されたヤクザ)の非道さへの恐怖と怒り、に集約されるか。「民意」を気にしない政権はどこも似たようなもの。最初は平和的なデモを志向していたが、あまりにも警察の暴力が酷いので「殴られっぱなしでは事態は動かない」と判断したグループがどんどん過激になっていく過程もこの映画は追っている。最終的には大量の逮捕者と亡命者(監督もその一人)を生み出すことになる。
アフタートークで駒込武さんがおっしゃっていたが、「ガザのジェノサイドにドイツが文句を言えないという構造は、中国の香港政策に苦言を言えない日本と相似形。反対表明するのは少数派」というのに頷きつつ、僕は沖縄での基地反対グループに対する「暴力」を思い起こしていた。
ということで、僕同様、5年前のことを忘れかけている人は、もう一度思い出すために、この映画をおすすめ。

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