今日は例の小野寺・田野先生の『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか』(岩波ブックレット)のトークイベントに参加した。繁華街の奥にあるビル(綱敷天神社前)。約3週間後に僕もここでお話しするので、意図せざる「下見」となった(予約した時はそんな予定はなかったので)。
お二人のお話を拝聴したが、小野寺さんがおっしゃるように、日本人で「ナチスは“良いこと”もした」と言いたがる人は、実は戦前の日本や植民地支配も「良いこと」もしたと言いたい(こっちが本丸)人なので、ナチスは「二の丸」として攻められているとの指摘も重要。
要するに、植民地朝鮮を研究する僕も含まれるが、「ソフト」な歴史修正主義に対峙させられているわけです。まあ、悪しき価値相対主義だよね。もっとキツい言い方をすれば、屁理屈、逆張りしたがる思春期のメンタリティ(厨二病)。Twitterでもプロフィールに「是々非々」と書いてあったら、大体「地雷」だよね。「価値中立を装う立場性」てのもあるのよ。
Facebookで同じことを書いたら、ちとネトウヨ的になっている高校の同期から、まさに笑ってしまうくらい予想通りの絡まれ方をされたので「君みたいな人を対象にした本だから、まずは読めや」と返答。
Facebook、高校時代の友人と多くつながっているのだが(同窓会に出たのがきっかけでやく25年ぶりくらいに繋がった奴多し)、ネトウヨっぽくなってしまったのやら、維新の支持者もいて、政治的なことが語りづらくなったのよね。Twitterは不特定多数に向けて言っているから却って平気なのだが。