古本屋で何となく買った高橋亮子『つらいぜ!ボクちゃん』全3巻(小学館、1990)読了。連載はほぼ半世紀前なのね…。折り返しに「乙女チックまんがの元祖的作品」と評されているが、内容を読むと『エースをねらえ!』のように「女の成長を妨げるような愛し方はするな」という宗方仁イズムが感じられた(笑)。
高橋亮子先生の作品で、この30年ほどずっと架蔵しているのが『道子』(白泉社、1980)という連作もの。『ボクちゃん』もこの作品も、よく考えたら「色気のない(けど目標を持っているメンター的な)年上の女性」と「一途な年下の男の子」の話ですな(今気付いた)。