1944年7月4日付(ということはサイパン島陥落の直前です)『京都新聞』を何気なく見ていたらですね、石炭増産・労務問題対策のために天理教義勇隊「ひのきしん隊」が組織されて、全国の主要産炭地に信徒1万人が6か月出動することになったと、そんな記事が載っていました。しかも厚生省の肝いりでもあったようで、経緯や実施が実際どうだったのか、ちょっと気になります。

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@t_wak こんばんは。直接若林さんの疑問に答えるものではありませんが、永岡崇さんの『新宗教と総力戦』(名古屋大学出版会、2015年)には、戦時中の「ひのきしん」の性質がいかなるものであったか、というのが詳細に書かれています(特に4章、5章)。要約すると「嫌々やらされていた」というよりは「自主的に、主体的に天皇制国家、もしくは親神のために働き」「肉体労働という卑しまれていたものこそ尊いのだ、という価値逆転」があったのでは、と書かれていました。炭鉱労働については、230-241頁あたりに記載があります。ご参考まで。

ありがとうございます。動員されたというよりは、そこに強い動機や主体性があったということですね。ご紹介いただいた本を読んでみようと思います。

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