「京都の平熱」:すごくいい本だった。都市について歴史一方や政治一方で語るのではなく、著者自身の感触と知識を織り交ぜながらどのようにして都市が奥行きを持っていくのかということが語られていてた。語る軸が複数あるということ、複数の顔を持つということが都市としての豊かさを示す、ということを、作者自身の豊かな感性と知識で裏付けるかのように語られているのがとてもよかった。
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