【 #読んだ本 】
『ヒトミさんの恋』
益田ミリ
文藝春秋
人ってキレイな部分だけじゃない。
生きるって、綺麗ごとじゃない。
醜い感情やネガティブな考え、疑いや不安、ズルさは誰でも持っています。
そんなきれいも醜いも併せ持っていて、醜いを隠してみたり、意図的にチラ見せしたり、無意識にダダ漏れさせちゃったり……。
そんな人間のきれいも醜いも、その狭間でバランスをとる姿もきちんと絵描いてくれるから、益田ミリさんは信用できる。
14歳歳下の後輩に恋をしたヒトミさん・40歳の物語にも、綺麗ごとだけじゃない日々が綴られていました。
今の自分をちょっと許してあげたくなるような読後感でした。