ポール・シュレイダー『ライト・スリーパー』観た。シュレイダーは後年の『カード・カウンター』のほうがより好みではあるのだけど、こっちもかなり面白かった。元奥さんの死亡シーンを直接描写しないところが一番の美点。指輪をゴミ溜めに捨てるくだりと、所々で気の利いた動きを見せるカメラも良い。
ハーマン・ヤウ『エボラ・シンドローム/悪魔の殺人ウィルス』観た。殺人鬼映画の力作だった。頭部破壊へのちょっとしたオブセッションを感じさせてくれる所が好き。エボラの症状が遅効性の呪いみたくなってるのと、終盤のアンソニー・ウォンが人間やめて悪魔の化身状態なのもやり過ぎ感あって楽しい。