カエルのエチュード フィガロさん
賢者様が「差し出された手 握り返す手」と歌うところの前。自分の手を見つめて、とても真剣な顔で。そのあとにレノックスに握手する手を差し出すんですね。
こんなふうに誰かに真剣に向き合うのって、フィガロさんみたいな生き方の人にとっては大変なこともあるだろう、でも本当はどんなに大変だったとしても大切な人みんなに誠実でいたかったんだろう、状況や環境やその時の心がそうさせなかっただけで。
向き合える人でありたかった、切実な願いみたいなものが、賢者様の優しくて真っ直ぐな後押しによって今回は損なわれなかった。そんな感じがした。
何千年も生きることはできない自分にフィガロさんのことがわかるはずもないから、フィガロさんに言及する時はいつもそわそわするんだけど。
12/21ソワレを観ての感想ですが、やっている動きや表情に普段と変化があったか、いつもどおりかは不明です。でも今日はこう感じた。