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無職転生はなんかドロドロの展開で、鬱になりますが、ロキシーの演技が最高でした。小原好美は過小評価だろ。天才と思うのだけど。

泣き声で声がかすれる。だけど聞き取れる。この塩梅が天才だし、2020年代最先端の声優演技と思う。

もともと「声優の演技」って宮崎駿や江口寿史が名指しでdisるほど、ドラマや映画の演技とはちがうよね。それはかつての録音技術の未発達なところと、「子供向け」という事情でどうしてもはっきりした発声などの必要が出てその感じに不自然さが出てしまう。赤ちゃんや犬猫に赤ちゃん口調で話しかけるイメージ。

ただ、いまはそんなことなく、感情をその振り幅に応じて出力調整しながら声量を演じるひとが増えてきた。またその演技がOKになった。
とくに2000年代より発達進化してきた「声にならない演技」な。いまは逆にネタにまでなってしまった、女騎士の「くっ、殺せ」の「くっ」のところといえば分かりやすい。

これは間や空気を表現するために独自で発展していってるし、その演技で世代別に分けられるほど流行り廃りや特徴がある。基本、どんどん「自然」になってる。ここがおもしろい。だって、実際、「くっ」って発声しないじゃん。映画とか実写だと。

ここら辺でキャラを出したり空気を表現する。

マンガにおける静けさを表す「シーン」ってあるやん。これを表現するために発達したのが声優。つまりは擬音、オノマトペですね。これをセリフにならないセリフで演じるようになってきてる。

だから、「まちカドまぞく」とか「うる星やつら」は「ボカーン」とか「じと〜」とかを声優に発声させている。マンガだとコマに描き文字であるやつですね。「カイジ」の「ザワザワ」というモブが騒然としてるサマをそのまま「ザワザワ」と発声させるやつ。これ、実写でやると間抜けなだけだが、アニメだとギャグめかした舞台なら成立するし、「まちカドまぞく」だと違和感がとても少ない。

「まちカドまぞく」 は劇伴も音声もかなり画期的で原作の空気を音で再現されてます。もっとこのアニメのすごいところを語りたいのですが、まあ、別機会。
でも、大事なこと。まちカドまぞくの主演は小原好美ということ。彼女、およびメイン4人の声優演技なくして本作は成立しなかったと。

つまりいいたいのは小原好美すげえ!と。天才と。もっと敬えと。

まあ、おれはファンじゃないけどね。彼女のインスタライブとか照れて1分と見てらんないし(ああいうコメント待ちの顔出し配信のやつの見方がわからん)

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