あけおめ負荷試験、無事終了ということで簡単にご報告を。
Mastodonは、処理を小さな単位に分割し、それらを大量に処理する構造になっています。
具体的には、投稿の処理、お気に入りの処理、誰かのタイムラインに投稿が届いた処理、リモートサーバに届ける処理、などの小さな単位に分かれていて、これをdefault、pushなどの分野ごとにわけ、順番に処理しています。
処理の一つ一つを『ジョブ』と呼び、順番に処理する待機列を『キュー』と呼んでいます。
『Sidekiq』という仕組みがこれを支えています。
新年は、いつもよりたくさんのユーザーがアクセスし、新年の挨拶などを大量に投稿しますので、膨大な『ジョブ』が発生し、『Sidekiq』の『キュー』で長い順番待ちが発生します。
そうすると、タイムラインに5分前や10分前の投稿は届くけれども、いま自分が行った投稿は流れてこないなど、処理の遅延が発生します。
時間をかけて順番に処理しているだけなので、待ってさえいれば確実に終わるということでもあります。
こうした状況は意図して発生させることが難しく、地震のように予測できないものに比べ、新年は発生タイミングがわかっているので、貴重な機会になっています。
うわぁ。商標にしてるのか。えげつないなw
>ヒートショック予報は、東京ガス株式会社および一般財団法人日本気象協会の登録商標です
https://tenki.jp/heatshock/
Shakespeare in Space
Image Credit: NASA, ESA, CSA, STScI
【2023年】ふりかえり【おわりやね】
https://text.baldanders.info/remark/2023/12/retrospective-2023/
Fedibirdの運営費について(支援のお願い)(1/3)
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現在、fedibird.comおよび関連サービスのインフラコストは月に18万ほどで、毎月少しずつ増加している状況です。
アメリカドルで設定されているサービスについては本当に大きく値上がりました。
データベースやメディアは日々増えていくので、そのストレージコストが今年後半、目に見えて増えました。(対策中)
年間を通してみると、何かしら予算をオーバーする出来事があるので、予備費も計上しておく必要があります。
2023年はイレギュラーも多く、コスト対策の結果が出るまでに数ヶ月の期間と臨時出費を要したため、前半で200万かかりました。コスト対策後の後半はそれらの要素が除外され、100万まで圧縮できました。
これらは従来、すべて運営者個人負担としていましたが、もうさすがに無理でして、OpenCollectiveを通じて多額の支援をいただき、概算で、800人から130万円をカバーしていただきました。なんとか170万の赤字に収まった形です。
2023年はfedibird.com以外の運営に60万円少々かかっていることもあり、あわせると非常に厳しい状況です。
(つづく)
初期ミッキーマウス、著作権切れでパブリックドメインに…「日本で自由に使える」は正解?誤解? 福井健策弁護士に聞く https://www.bengo4.com/c_18/n_16995/
巷ではミッキーの著作権が切れるかもと話題ですが、2024年はロンドンの独占的書籍業者とエジンバラの海賊版出版者が闘って、永久コピーライトの主張が退けられた「ドナルドソン対ベケット裁判」から250年の節目になります。詳しくは拙著『〈海賊版〉の思想』をどうぞ。
https://www.amazon.co.jp/〈海賊版〉の思想‐18世紀英国の永久コピーライト闘争-山田-奨治/dp/4622073455?__mk_ja_JP=カタカナ&crid=WIWDLGZEI5OQ&keywords=海賊版の思想&qid=1703922125&sprefix=海賊版の思想,aps,157&sr=8-1&linkCode=sl1&tag=yamashojlabo-22&linkId=f8888cb02fe983d2e61cf52facd3e31c&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl