>一部の広告ブロッカーがすべてのサイトで使えなくなります(ガチ)...
twitter.com/keita_roboin/statu

真面目な話をすれば,論点は大きく2つあると思う。

ひとつは主要ブラウザに搭載されている拡張機能アドオンの仕組みがアドホックで脆弱であるという問題。もうひとつは Web 広告(検索サービスや動画サービスの広告を含む)がハックの対象になっていて,いわゆる「ソーシャルエンジニアリング」に対して脆弱であるという問題である。

前者は Chrome に限らず Safari や Firefox といった他のブラウザにも当てはまる話だ。最近では

>HTMLソースコードから個人情報が筒抜け? Chromeなどのブラウザ拡張機能の多くで脆弱性 米研究者らが発見:Innovative Tech - ITmedia NEWS
itmedia.co.jp/news/articles/23

みたいな記事を見かけた。なので,最初のポストで挙げられている

>Googleは「プライバシーとセキュリティーのため」と説明していますが、Manifest V3に移行すると...

という下りはセキュリティやプライバシーの観点からはそれほど間違っていない。

後者は明らかに Google の問題だろう。現在の Google の収益構造がどうなっているかよく知らないが,世間的には「広告ビジネスで儲けている会社」だよね。故に 拡張機能のアップデート=広告ブロッカーの排除 という構図に見えてしまうわけだ。実際に YouTube なんかでは「アンチ広告ブロッカー」キャンペーンを派手に行ってるし。

意地の悪い言い方をすれば Google はセキュリティやプライバシーを「人質」にしてユーザの行動を統制しようとしているわけで,これらに反発がでるのは当然と言える。

まぁ,かつて IE による市場統制に反発して Firefox が誕生した経緯も考えれば,今回も「アンチ Google/Chrome」の象徴として Firefox という御輿を担ぐのもありかもしれないw

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というわけで,最後はやっぱりブルース・シュナイアー先生の『ハッキング思考』を読みましょう,という結論になるw
amazon.co.jp/dp/B0CK19L1HC/

あっ。『ハッキング思考』の Kindle 版が出てるぢゃん。紙の本は既に持ってるけど Kindle 版もポチっておこう

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