>一部の広告ブロッカーがすべてのサイトで使えなくなります(ガチ)...
https://twitter.com/keita_roboin/status/1726425947069718915
真面目な話をすれば,論点は大きく2つあると思う。
ひとつは主要ブラウザに搭載されている拡張機能アドオンの仕組みがアドホックで脆弱であるという問題。もうひとつは Web 広告(検索サービスや動画サービスの広告を含む)がハックの対象になっていて,いわゆる「ソーシャルエンジニアリング」に対して脆弱であるという問題である。
後者は明らかに Google の問題だろう。現在の Google の収益構造がどうなっているかよく知らないが,世間的には「広告ビジネスで儲けている会社」だよね。故に 拡張機能のアップデート=広告ブロッカーの排除 という構図に見えてしまうわけだ。実際に YouTube なんかでは「アンチ広告ブロッカー」キャンペーンを派手に行ってるし。
意地の悪い言い方をすれば Google はセキュリティやプライバシーを「人質」にしてユーザの行動を統制しようとしているわけで,これらに反発がでるのは当然と言える。
まぁ,かつて IE による市場統制に反発して Firefox が誕生した経緯も考えれば,今回も「アンチ Google/Chrome」の象徴として Firefox という御輿を担ぐのもありかもしれないw
IE 以前に Netscape と言うブラウザがあって、やってた人が投げたので、それを引き継いで Firefox が誕生。あまり確かではないですが。
Firefox が Netscape ブラウザからのスピンオフなのは確かですが,Netscape 自体はは AOL が買収して AOL のブラウザになっちゃったんですよね。
個人的な感想を言えば,当時の Netscape ブラウザは機能デザインがダサくてあまり好きではなかったです。そこで Firefox のシンプルですっきりした機能デザインに惹かれたのですが,思えば遠くにきたもんだw
というわけで,最後はやっぱりブルース・シュナイアー先生の『ハッキング思考』を読みましょう,という結論になるw
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CK19L1HC/
あっ。『ハッキング思考』の Kindle 版が出てるぢゃん。紙の本は既に持ってるけど Kindle 版もポチっておこう