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首の気付き(ネタバレあり) 

首は衆道・武士道的な忠義・男性同士のロマンスの境目を曖昧に描きつつ、衆道≠BL(愛)と明確に描いてるのも良かった
蘭丸・弥助が受けてるのは寵愛ではなく性暴力だし搾取だし、だからあのラストの説得力がめちゃくちゃ高まってるわけで…
あと武士道的な忠義を美化せず、実は内心で信長を信じ心酔してたのに手紙読んで幻想から目が覚めてしまう光秀、忠臣から謀反人に転じ村重と、忠誠心がいわゆる「愛憎」的に叛心が転じる様子を説得力を持って描いてるのも良かった

逆に秀吉家康サイドが「武士道」とか愛憎から距離があってカラッとしてることを考えると、男を抱く信長・光秀↔︎男を抱かない秀吉・女を抱こうとする家康じゃなく、忠臣を求める・武士道を追求する信長・光秀と、武士道も忠臣を求めてない秀吉・家康の対比もできると思う
家康は忠臣ではなく使い捨ての影武者を駆使して身を守るし(半蔵にいう言葉も「すまんな」の一言と軽い)、秀吉も臣下のことを使い捨てる気しかなく、やる気は金で引き出す。秀吉の隣にいるのは「兄者が死んだら俺が大将だな笑」(うろ)とか官兵衛に言っちゃう秀長で、秀吉家康サイドには「武士道」のもたらす危うい愛憎が存在していない というふうに

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