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小川哲さんの嘘と正典読書中。短編集だとも知らずに読み始めたので(目次を見たにも関わらず…)
1番目のお話「魔術師」の終わりで呆然としてしまった。ここで終わり〜!?
でもそういうタイプのお話だよね。全ての種明かしはしないやつ。好きです。

2作目ひとすじの光
最初のお話と違いミステリでもSFでもないけれど、父の遺した原稿から自分のルーツを辿ることになり、みかんの原稿を引き継ぐことになるまでがテンポよく描かれている。ひとつの家族の歴史が馬を通して短くまとめられているけれど壮大さも感じられて映画で観たいお話。

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