蘇我かおりFD @sogakao@fedibird.com

1幕、マノンとレスコーとムシューGMのパドトロワで、男性2人にチヤホヤされながらじつはマノンが追い込まれていく、美しい彼女を崇めて、自分たちこそが僕のような態度をして、じつは振り回して搾取している、という関係性が、複雑な3人のリフトで完全に表現されていて、その踊りの中でマノンの信条が諦めと決断に向かって行ったのがわかる。
マノンって結構感情移入が難しいキャラで、行動に一貫性がなく刹那的というか、もっといえば悲劇的な物語のために都合いいように動いてるようにも見える。たぶん原作小説だとほんとに刹那的な女性なんだけども、今日のマノンでは、男性たちの都合で振り回されながらも最善を選び続けようとする意志を感じた。だから、いままででいちばんキャラクターに寄り添って作品を見ることができました。

マクミラン作品は全体にストーリー性、キャラクター性がとても強いので、メインキャストの「演技力」で結構引っ張れたり、あと有名なのがアクロバティックなリフトですね、そういう軽技的な面白みで見れちゃうんだけど、今日のパリオペジゼルは、ストーリーとキャラクターライゼーションと振付と踊り、それに演出がきれいに連動していて、カンパニー全体で物語るものの焦点が合ってる感じがして、いままで見た中でいちばん良いマノンだったと思う。

パリオペのマノン見てきました。やはりパリオペクオリティ、全員バレエが上手い！　わたしは映像でパリオペとロイヤル、生で新国立劇場2キャスト見とるけど、いちばんダンスの解像度が高かったと思う。ロイヤルも上手いんだけど、あそこはドラマティックバレエ推しだし、メソッドがちょっと違うからかな、この形をバチっと決める！　という決めの凄さはやっぱパリオペだなあというかんじ…足捌きが尋常じゃないんだわ。

ブラタモリ終わるのかー。わたしは熱心な視聴者ではないけど、毎週やるのは難しい企画だともともと思ってたって言うか、受け止める側がゆっくり咀嚼できるスパンでやってほしいなと思っていた。咀嚼するまえに次のが来ちゃうのが勿体無いというか。
レミの生放送と同じくらいの頻度でいいんじゃないかしら。

むかしの友人、毒親育ちで苦労してるのは確かだが上昇志向が強すぎて周囲にかける迷惑がすごかった。ひとをタダ働きさせたりするので。
苦言をていすると、私がこんなに苦労してきたのはいつか成功するからだ、自分は特別だから苦労したのだ、そうでなければ報われない、あなたもそう思うだろうと言われた。私もそこそこ苦労した育ちだから同意すると思ったんだろうね。
いろいろすったもんだして結局その人とは疎遠になったが、自分の身に起きたことに意味を見出しすぎてはいけないとそのとき学んだ気がする。

筆記体読めるけど書くのは苦手。ばりばりの昭和ですが！

私の場合、そもそも多動気味で独り言がおおいパーソンなので、独り言の代わりにツイートしてたとこがあって、mastodonと Twitterでばらばらにつぶやいて濃度を減らしてたところにブルースカイも仲間入りなんだよなー。
やたらいろいろ書きちらすから、分散できていいよ。分散型SNSユーザー。

インヘリタンス、エンジェルスインアメリカと同じで、アフリカ系の登場人物がアフリカ系だからこその鬱屈を語るシーンがあるんだが、ふつうに我が社会のマジョリティである東アジア系の男性が演じてるのでわからないんですよね。
衣装とかでアフリカ系を頑張って表現してはいたし、役者さんの縁起は悪くない。
ブラックフェイスは問題外。
となると、日本にもマイノリティの演者はいるんだから、そういう人に演じてもらうか、いっそ女性に演じさせるとかでもいいのかなとちょっと思いました。
ただまあ、そういう男女逆転とかを受け入れる演出ではなかったんだよなー。

わたしのiPhone、マストドンのアプリも落ちまくるが…