王族皇族制度っていうのは、ありがたみ発生装置として国家運営にそれなりに使い勝手がよくコストパフォーマンスが高いのは事実です。勲章を出すとか園遊会に招くとか慰問に行くとかで国民を満足させられる。被災地に両陛下が来てくださった、手を握ってくださった、で、社会の不満のガス抜きにもなったりする。
ただしこのありがたみ発生装置を維持することは、家父長制とか、保守的な権威ヒエラルキーの温存を維持することでもある。
そしてありがたみ発生装置の中の人は人間であるのに、ありがたみを発生させたくない、と望んだとき、その望みがかなわない装置でもある。