https://www.youtube.com/watch?v=k6wmeRIv61A
In the Summertime / Bob Dylan
私はあなたの前に一時間ぐらいいたのかな
いや一日だったかな、全く分らない
あの柔らかく輝く海辺で、
太陽は沈ます、木々は低く枝を垂れていた
あなたが私に敬意を払ったのは、私がしたことのためだろうか
それとも、しなかったことのためか、それとも、隠し続けたためだろうか
あなたが見る全てのものを取り除こうとして
私は正気を失っただろうか
あの夏のとき、ああ、あの夏のとき
あなたが私とともにいた、あの夏のとき
私は心を執り、あなたは血を執った
私たちは鉄を切り開き、泥を切り開いた
そして、すべての人を解き放つ
洪水の前の警告がやって来た
愚か者たちは罪を嘲笑い
私たちの忠誠を勝ち取ろうとした
彼らは知ることも見ることも望まなかったが
あなたは肉親よりも私の近くにいた
あの夏のとき、ああ、あの夏のとき
あなたが私とともにいた、あの夏のとき
(続く)
見知らぬ人々が私たちの事に口を出してきた
貧困と恥辱こそが彼らのものだ
けれども、それら全ての苦痛も
来たるべき栄光とは比べるべくもない
そして私はあなたがくれた贈り物を今も身につけている
それは今では私の一部であり、大切に保たれている
それは墓に至るまで、そして永遠に至るまで
私とともにあるであろう
あの夏のとき、ああ、あの夏のとき
あなたが私とともにいた、あの夏のとき
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ボブ・ディランによる救い主たるイエス・キリストへのあけすけの愛を歌い上げた賛美歌だ。
多くのファンや評論家が戸惑ったけれど、ディランは本気だった。ディランが本気でなかったことなど一度も無い。
私にとっても、ある女の人から無条件の愛を受けたあの頃、心の中から湧き上がる喜びを表現してくれる切実な歌だった。
無条件の愛があるって、君は信じられるか? 私は知っている。あるんだ。
しかし、不信者の君よ、安心するが良い。私は、我が驕慢と怠惰のゆえに、その人から別離を言い渡された。私が感じたよりも大きな悲しみと苦痛に耐えながら、彼女は「私は努力しない人には耐えられない」と言ったのです。私には返す言葉が無かった。
あれから何年経っただろう。
「私はあなたがくれた贈り物を今も身につけている」と言っても良いのだろうか。