イケヴィラ横恋慕イベ感想
昨夜までのイケヴィライベントは横恋慕がテーマとのことで若干警戒していた。蓋を開けてみれば横恋慕と言ってもかわいいもので、特定のキャラが悪者になるようなものではなくほっとした。そこはやはり乙女ゲームだった。
いやそもそもゲームタイトルがヴィランなんだけど(笑)
それでも、万が一やり方がせこくて卑怯だった場合えーそんなダメ人間だったのかって幻滅するからさ。より正確に言うと悪者はありだが卑怯なのは嫌だ。
今回怖かったのはアルフォンスじゃなくエルバートのエピローグだった。
この話の心情描写を読んで、ちょっとロアルド・ダールの短編“The Landlady”を思い出した。
ダールのネタバレになるが、これは宿泊客を帰さないために剥製にしてる女主人の話。直接的な描写はないが当然殺している。
イケヴィラエピローグ中のエルバートが言う“手に入れる”は、彼女の狂気とかなり通ずるものがあるように思ったな。
こういう類いの、直接的描写なしに心底ぞっとさせてくれる怖さこそ、私がイケヴィラを始めた時に期待していたもの。その意味で大変よかった。
95000pt特典のヴィクトルのストーリーもギリギリ獲得。これとエリスエピローグは後で読む。ランキングは中間辺りだったらしい。
イケヴィラ・エルバート本編8話まで感想(ネタバレあり)
エルバート配信のイケヴィラ本編進めようイベントは緩参加。
エルバート8話まで読んだ。
前投稿でイベストからロアルド・ダール短編を連想したと書いたが、今度は本編で剥製というまさに"The Landlady"にそっくりな要素が出てきて驚いた。
※このタイトル"The Landlady"で検索するとTeaching Englishのサイトでpdfで読める。エルバートやってる人はぜひ読んでほしいと思った。高校のサイドリーダーくらいの易しい英文なので、ホラーが大丈夫ならおすすめしたい。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀短篇賞を受賞した作品。
ダールなので邦訳は多分あるはずだが、どの短編集だろう。『キス キス』『あなたに似た人』のどっちかかな。タイトルは直訳で『女主人』。
話が逸れたが、エルバートは美しい(かもしれない)と思ったものをとりあえず自分が支配可能な領域(部屋)に保存するタイプ。
美への執着が強い。しかし自分の鑑賞眼については自信がない。ある種のホーダー(ためこみ症)で、病的レベルに達している。そうなっった背景はまだわからない。
乙女ゲームに載せる話としては、ユーザーによっては不満も出そうな感じだ。でも私は、割とこのキャラに好感を持った。