対談集「「好き嫌い」と経営」の中で、楠木健は「その判断が良いか悪いかはやってみなければわからないことが多分にある。良し悪し以前に、明確な選択をすることそれ自体が大切」だから、良し悪し以前の「明確な選択」の基準を持つことが大事だと述べています。
ここに触れられている「経営者としての最大の失敗」も、さすがにバブル崩壊から長くつづいた景気低迷の時代に「好き嫌い」を貫けなかったところから生まれているように思えます。
> サントリーホールディングスの佐治信忠会長は、経営者として最大の失敗として「2000年代中盤までのウイスキーが売れない時期に生産を極力少なくする判断をしたこと」を挙げている。