今年最初の鑑賞は兵庫県美の「李禹煥」。良い感じに厳選された回顧展で見やすかった。当たり前だけど、こうやって作品の変遷を見ていくと、本人の中でテーマを見定めていくことの大事さを感じる。
多分初めて李禹煥の作品を見たのは学生の頃で、私はまだまだやりたいことがぐちゃぐちゃしていた。見たのはグラデーションのストローク一個だけ(に見える)作品で、当時はそこだけ見てるから、ここまで絞れる・削げることがめちゃくちゃ羨ましかったけど、それは一連の制作があるから出来ることなんだろう。
私もそんなのが作れる日が来ると良いな。